2015年8月4日火曜日

展覧会:「絵の住処-作品が暮らす11の部屋」 DIC川村記念美術館 7月22日(水)

「絵の住処-作品が暮らす11の部屋」
川村記念美術館に初めて行ったのは、2006年夏でした。「パウル・クレー 創造の物語」を見に行ったのです。その時は電車で行ったので「果たしてこれで行けるのか??」と思いながら言ったのを今でも覚えています。広い敷地にあるお城のような建物で、その点でも印象的だったのですが、何も知らず足を踏み入れた「マーク・ロスコルーム」は、とても印象的で記憶に残りました。
今回関西の友人と再訪。まずびっくりしたのは、最初の部屋の静け-他に観覧者がいなかったせい??-。余りの静かさに耳がきーんと鳴るような気がしました。
ロスコの部屋は、以前は建物の端っこのもっと明るい部屋だったような気が…-教会の礼拝堂を連想した様に記憶しています-。でもこの薄暗さは、ロスコという人物にふさわしいのかもしれません。この作品群を見るために足を運ぶ値打ちはあると思います。

友人とは美術館前のレストランで昼食、鑑賞、お庭を軽く散歩して、午後のバスで東京に戻りました。二人とも早朝家を出たのですが、お天気にも恵まれたので、楽しい遠出になりました。



展覧会:「魔女の秘密展」 名古屋市博物館 7月18日(土)

「魔女の秘密展」
魔女に興味があるわけではないのですが、ヨーロッパの昔話関係もあり、見に行きました。初日という事で、講演会があり、これは色々考えさせられて面白かったです。結論から言うと、「魔女」については大学時代から読んでいた本やドイツ滞在中に仕入れた知識以上のものは新たに知ることは無かったのですが、講演会をお聞きして、所謂「グローバル化」というか「ピザ現象」というか「ラベル張りの均一化」といか、今の時代、文化の多様性がどんどん失われてきているんだという印象を強く持ちました。
電化製品に代表される文明の器機は、グローバル化が進む方が効率が良くなり使い勝手が楽になるのだということはよく判ります。その為に世界基準の統一が進んでいるわけですし。でも「文化」が世界どこに行っても同じ…というのは??と思うわけです。
今回の展覧会でも「魔女」から連想されるイメージのなんとステロタイプなことか、それも商業主義に基づくあのファッションに代表される のです。そして、禁忌の持つ暗闇は忘れられていくようです。


2015年6月30日火曜日

映画:「うたうひと」 6月25日(木)

「うたうひと」
人生の重みを感じるドキュメンタリー映画。生きる辛さを、軽やかにそしてひっそりと語る人々の姿が印象的です。「昔語り」は夢見るファンタジーじゃないんですよね。忘れたいこと、忘れたくないこと、生きるすべてが含まれているのです。

舞台:「東海道四谷怪談」 新国立劇場中ホール 6月24日(水)13:00~ 

「東海道四谷怪談」
コクーン歌舞伎で観た演目です。「ビッグ・フェラー」が面白かったので、同じ主演・演出ということで魅かれて観ることにしました。
空間の使い方が面白く、ぐっと引き込まれました。ほとんどが男優なので、歌舞伎風なわけですが、空間の使い方のせいか、劇中劇というか、視点が複数構造になっているように感じられ面白かったです。
そして、音響。ラップ風だったりフラメンコ風だったり…。この曲の選択は??帰宅後も頭の中で音楽が鳴っております…。

舞台:「メアリー・スチュアート」 パルコ劇場 6月22日(月)19:00~

「メアリー・スチュアート」
フリードリヒ・シラーのものをイタイア人女性作家ダーチャ・マライーニが自由に作り直した作品だそうです。女優二人芝居ということもあり、とても女性の視点を感じさせるものでした。リュートの生演奏も、所謂リュートではなくロックを感じさせるもので、歴史劇というより現代劇のニュアンスが強い作品でした。女優さん二人はとてもピッタリな印象で、女の弱さ・強さを感じさせてくれました。
私自身は“恋愛体質”ではないので、エリザベスに共感してしまいますが、メアリーはある種憧れの存在ですね。

舞台:「フィガロの結婚‐庭師は見た!」 兵庫県立芸術文化センター大ホール 6月6日(土)14:00~

オペラ「フィガロの結婚‐庭師は見た!」
野田秀樹演出のオペラ。いかにも野田らしい視点の演出でした。それが“オペラ”にとって良いのかは…よく判りません。取りあえず、フィガロってこんなややこしい話だったけ?確かに「だましだまされ」だとは思うのですが、もっとシンプルかと思っていました。
兵庫の会場は、オケピットが深くなく、仕切りも無いので、サロンでオペラを観る雰囲気。“モーツァルト”を感じることが出来、これは嬉しかったです。誘ってくれた友人に感謝!!!

映画:「神々のたそがれ」 シネマテーク 6月4日(木)14:00~

「神々のたそがれ」
新聞評を読んで気になっていた映画。当地での上映は夏休みと思い込んでいたので、「急がねば!」と見にいきました。
印象としては「ブリューゲルの動く絵」と「ニーチェの馬」を足したような…感じ。いくつか説明が有るのですが、大変判り難い展開でした。妙に魅かれるシーンも有るのですが、長々と続くときは…でした。モノクロ映画としては「ニーチェの馬」の方が好きかなぁ…。