「ボッティチェリ展」
領国から上野へ。ボッティチェリの絵はその静けさが魅力だと思います。斜め下に目を向けた聖母、こちらを見ていてもどこか焦点が合わない視線…そういう夢見るような美しさです。
今回チラシになっている「書物の聖母」は、小さな作品ですが、精密に描かれており、引き込まれます。教会や広間に飾られる大型の絵は下絵を基に工房で描かれますが、こういう小型の作品は、描き手の愛が伝わってくるように思います。ルーベンスの絵も近年公開さるようになった「大型作品の下絵の油絵」が実に生き生きとしていて素晴らしいのと同じかもしれません。「商売」と「創造」の違いでしょうか?
この展覧会で思ったのは、「やっぱりウフツィは良い作品を持ってる!」ということ。「書物の聖母」はウフィツィではありませんが、その他、これはと思う作品はウフツィ所蔵なんですよね。さすが!
レオナルドの展覧会より、面白かったです。
2016年2月7日日曜日
展覧会:「レオナルド・ダ・ヴィンチ-天才の挑戦」 江戸東京博物館 1月29日(金)昼
「レオナルド・ダ・ヴィンチ-天才の挑戦」
日本では初公開となる「糸巻きの聖母」を中心とした展覧会。どうして場所が両国なの?という疑問を持ちならが、関西の友人の誘われて雨の中行きました。
大変綺麗な絵ですが、個人的にはそれほど魅かれませんでした。レオナルドの「手稿」の方が興味をそそられました。
レオナルドの絵で、「ステキ!」と思ったのは、数年前にbunkamuraで観た「ほつれ髪の女」でした。レースのカーテン越しに、今にも目の前に現れそうで…。
宗教画はそういう「臨場感」が押えられるので、静止した情景の美しさなのでしょう。
つらつら考えるに、レオナルドの作品で一番好きなのはルーブルにある「洗礼者ヨハネ」です。どこか両性具有を思わせる美しさと指し示す手と眼差しが「物語」を感じさせてくれるのです。
日本では初公開となる「糸巻きの聖母」を中心とした展覧会。どうして場所が両国なの?という疑問を持ちならが、関西の友人の誘われて雨の中行きました。
大変綺麗な絵ですが、個人的にはそれほど魅かれませんでした。レオナルドの「手稿」の方が興味をそそられました。
レオナルドの絵で、「ステキ!」と思ったのは、数年前にbunkamuraで観た「ほつれ髪の女」でした。レースのカーテン越しに、今にも目の前に現れそうで…。
宗教画はそういう「臨場感」が押えられるので、静止した情景の美しさなのでしょう。
つらつら考えるに、レオナルドの作品で一番好きなのはルーブルにある「洗礼者ヨハネ」です。どこか両性具有を思わせる美しさと指し示す手と眼差しが「物語」を感じさせてくれるのです。
舞台:「とりあえず、お父さん」 東海市芸術劇場 1月28日(木)13:00~
「とりあえず、お父さん」
この劇場は初めて。我が家からは、意外と近くて便利-豊橋より電車賃も安い!-。名古屋市内には、芝居に適した会場が無いので、今後ここに来ることが増えるのかも?
さて、芝居伝すが、 シットコムなのでしょうが、この手の「勘違いの話」は結構苦手。いっそ「吉本」の方が安心してみていられる…のです。
ということで、感想は…上手く書けません。
この劇場は初めて。我が家からは、意外と近くて便利-豊橋より電車賃も安い!-。名古屋市内には、芝居に適した会場が無いので、今後ここに来ることが増えるのかも?
さて、芝居伝すが、 シットコムなのでしょうが、この手の「勘違いの話」は結構苦手。いっそ「吉本」の方が安心してみていられる…のです。
ということで、感想は…上手く書けません。
2016年1月26日火曜日
展覧会:「聖なる風景-ルネサンスからルオーまで-」 ヤマザキマザック美術館 1月26日(火)昼
「聖なる風景-ルネサンスからルオーまで」
新栄のヤマザキマザック美術館へ。岡崎市美術館と三重県立美術館の所蔵品から、キリスト教美術作品を展示しています。先週いった名古屋ボストン美術館の作品とも連動していて興味深い展覧会です。
岡崎所蔵のムリーリョの「聖カタリナ」は印象的ですし、ヤマザキマザック所蔵のルオー「キリストと漁師」は、額縁も素敵で、手元に置きたいと思う作品です。
新栄のヤマザキマザック美術館へ。岡崎市美術館と三重県立美術館の所蔵品から、キリスト教美術作品を展示しています。先週いった名古屋ボストン美術館の作品とも連動していて興味深い展覧会です。
岡崎所蔵のムリーリョの「聖カタリナ」は印象的ですし、ヤマザキマザック所蔵のルオー「キリストと漁師」は、額縁も素敵で、手元に置きたいと思う作品です。
2016年1月20日水曜日
展覧会:「ヴェネツィア展」 名古屋ボストン美術館 1月20日(水)午前
「ヴェネツィア展」
本日朝は雪。8時ごろには9センチの積雪とか。大急ぎで家の玄関前だけ雪よけしました。
こういう日は公共施設は空いているかも…と言う訳でなく、前々からの予定通り金山の名古屋ボストン美術館へ。地下鉄がちゃんと動いているかがちょっと心配でしたが、大丈夫!
予想通り、美術館を訪れる人はまばら。ゆっくり観ることが出来ました。
ヴェネツィアを旅したのは10年以上前の五月、「思い出のヴェネツィア」となるとやっぱりブーダンの絵になりますが、それから100年以上前に書かれた風景と全然変わっていないというのは凄いことです-ブーダンより100年経って訪れた私の思い出も同じ風景!-。時間の流れが本土とは違うのかもしれません。
こ展覧会ではルネサンスから現代までの「ヴェネツィア」が展示されていますが、素敵と思ったのは、20世紀前半に作られたドレス。イッセイ・ミヤケのようなプリーツですが、当時、このプリーツはどうやって加工したのでしょう?この写真ではない黒のドレスが素敵でした。
午後はヤマザキマザック美術館に回る予定でしたが、ヴェネツィアを堪能したので、そちらはまた後日。
帰宅したら、午後の日差しの中で、朝の雪はすっかり融けていました。冬らしい寒さになり、降雪の後の澄んだ空気が綺麗な午後でした。
本日朝は雪。8時ごろには9センチの積雪とか。大急ぎで家の玄関前だけ雪よけしました。
こういう日は公共施設は空いているかも…と言う訳でなく、前々からの予定通り金山の名古屋ボストン美術館へ。地下鉄がちゃんと動いているかがちょっと心配でしたが、大丈夫!
予想通り、美術館を訪れる人はまばら。ゆっくり観ることが出来ました。
ヴェネツィアを旅したのは10年以上前の五月、「思い出のヴェネツィア」となるとやっぱりブーダンの絵になりますが、それから100年以上前に書かれた風景と全然変わっていないというのは凄いことです-ブーダンより100年経って訪れた私の思い出も同じ風景!-。時間の流れが本土とは違うのかもしれません。
こ展覧会ではルネサンスから現代までの「ヴェネツィア」が展示されていますが、素敵と思ったのは、20世紀前半に作られたドレス。イッセイ・ミヤケのようなプリーツですが、当時、このプリーツはどうやって加工したのでしょう?この写真ではない黒のドレスが素敵でした。
午後はヤマザキマザック美術館に回る予定でしたが、ヴェネツィアを堪能したので、そちらはまた後日。
帰宅したら、午後の日差しの中で、朝の雪はすっかり融けていました。冬らしい寒さになり、降雪の後の澄んだ空気が綺麗な午後でした。
2016年1月11日月曜日
舞台:「ツインズ」 森ノ宮ピロティホール 1月10日(日)13:00~
「ツインズ」
2016年の「観劇初日」は、大阪スタートになりました。長塚さんの芝居は、よく判らないところ多々もあるのですが結構好きなのです。
これはSF仕立て(というか、時事問題も含まれていると思いますが)の家族の物語ということなのだと思います。「家族というのは一種の密室でそこで取り交わされる言葉や態度は外からでは判らないものを内包している、実際に目に見えていることだけが真実じゃない」といことは、昔から文学のテーマですし、実際、私自身も強く感じていることです。日常が平穏に過ぎている時は穏やかな状態と保っているのですが、そこにある極限状態が侵入してくると一気に「事件」が噴出する…。これって、チェーホフですよね。
様々なイメージが美しく語られヴィジュアル表現されていて、海の底にある「ここではないどこか」を想いました。「そこへ行くのか、還っていくのか」…、直ぐには出ない回答を常に考え続けていくことでしょう。
2016年の「観劇初日」は、大阪スタートになりました。長塚さんの芝居は、よく判らないところ多々もあるのですが結構好きなのです。
これはSF仕立て(というか、時事問題も含まれていると思いますが)の家族の物語ということなのだと思います。「家族というのは一種の密室でそこで取り交わされる言葉や態度は外からでは判らないものを内包している、実際に目に見えていることだけが真実じゃない」といことは、昔から文学のテーマですし、実際、私自身も強く感じていることです。日常が平穏に過ぎている時は穏やかな状態と保っているのですが、そこにある極限状態が侵入してくると一気に「事件」が噴出する…。これって、チェーホフですよね。
様々なイメージが美しく語られヴィジュアル表現されていて、海の底にある「ここではないどこか」を想いました。「そこへ行くのか、還っていくのか」…、直ぐには出ない回答を常に考え続けていくことでしょう。
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