2011年3月11日金曜日

ストーリーテリングについて

色々なおはなしを聴く。もちろん、私自身語る。昔話もあれば、創作の物語も語る。
「この話を覚えよう」と思うとき、そのお話が「定番の昔話」だからと毎日のご飯に米を選ぶように考えて選ぶ時も有れば、特別な思い入れを込めて選び覚えることもある。
今日聞いた「選ぶ」に関する話は、ちょっと感動。世の中、こういう人もいらっしゃるんだなと知ると、人間捨てたもんじゃないと思う。でも、なんだか余りに感情が溢れていて、昔話の持つセピア色の世界が総天然色になっていくようで、ストーリーテリングとしては違和感もある。大人の前だからOKですが、子どもの前だったら?物語を旅するのではなく、ドキュメンタリに分け入ることになるような…。
そのあたりの距離感が、語りには必要なんじゃないかしら?

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