2018年5月28日月曜日

展覧会:「ヌードNUDE-英国テートコレクションより」 横浜美術館 5月27日(土)午後

「ヌードNUDE-英国テートコレクションより」
暑い!美術館前の広場では、子どもたちが噴水に浸っていました。
この展覧会、色々話題になっていますが、日曜日の午後、そんなに混んでいません。美術館が広いせい?
上手な展示の展覧会です。エロチックなものもあるとのことでしたが、そんなに過激なものではありません。ターナーのスケッチが一番淫靡な印象を持ちました。
ロダンの「接吻」は、ブロンズのものは何度か見ていますが。大理石のものは初めて。ブロンズのものも綺麗ですが、大理石はまた特別ですね。
撮影OK


展覧会:「ジョルジュ・ブラック展」 汐留ミュージアム 5月26日(土)午前

「ジョルジュ・ブラック展」
ブラックと言えば、茶色に黒の線が交差する抽象画というイメージ。ところが、今回の展覧会は、彼が最晩年に取り組もうとした彫刻作品を基としたジュエリー原画とその作品展。
ギリシャの壺絵のような「ペルセポネ」
イメージはギリシャ神話なのですが、抽象的なイメージがまじりあい、とても美しい作品群です。
でも「キルケ」と「ヘカテ」の違いが…判らない…。
三つの恩恵(三美神)

撮影スポット

舞台:「ヘンリー五世」 新国立劇場 5月25日(金)18:30~

「ヘンリー五世」
ケネス・ブラナーの映画が大好き。一見してたちまち虜になり、次の日すぐ2度目に観にいったのです。「言葉」でこれほど気持ちが高揚したり震わされたりする体験は初めてでした。日本での上演を待っていたのですが、この度新国立劇場に観に行く運びになりました。
新国立劇場での「ヘンリー六世」「リチャード三世」は観たのですが、「ヘンリー四世」は観に行きませんでしたので、浦井くんのハルは初めて。うん、ちょっとカッコよすぎるかとも思いますが、若い王さまらしいです。
小田島さんの訳ですので、コメディポイントが楽しい。戦争の悲惨さや突き進む勇気よりも細かい人間模様のニュアンス が大事にされていると思いました。
松坂くんの舞台も楽しみです。でも、ブラナー超えは…ですよね。もともの英語の魅力がありますから。
ところで、終演後ロビーに、女性たちの長~い列が!浦井ファンの列のようでしたが、何があったのかしら?




風景:赤坂迎賓館 5月25日(金)夕方

赤坂迎賓館
食事後、迎賓館の見学へ。1600までに入館とのことで、ちょっと焦りました。
こちらもTVでは何度も見ましたが、やっぱりこの目で見るのは違います。現役の宮殿なわけで、メンテナンスも万全にされていてまず清潔。そしてやっぱり立派。
都心にこれだけの敷地がゆったりとあるって素晴らしいですね。これからもずっと現役で使われていくこと、そして広く国民に愛される施設であり続けることを祈ります。



風景:赤坂プリンスクラシックハウス 昼食 5月25日(金)

赤坂プリンスクラシックハウス
姉たちと昼食。今回は、TVでもよく見る赤坂プリンスクラシックハウスに連れて行ってもらいました。

「赤プリ」には縁のない青春でしたが(笑)、この建物は一度入ってみたかったです。クラシックという名にふさわしい建物ですよね。ちょうど「ローズフェア」を開催中。周りは高層ビル群ですが、ここだけ昔の風情。そのコントラストが面白いです。
昼食メニューはごく普通。写真のデザートは、メレンゲが乗っているので結構甘い。そこもクラシックでしょうか。底に入ってるルバーブが美味しかったです。

前庭

ローズフェアオブジェ

デザート


展覧会:「プーシキン美術館展-旅するフランス風景画」 東京都美術館 5月25日(金)午前


「プーシキン美術館展」
色々な時代のフランス風景画が展示されていました。まぁ、古典派のものよりやはり人気は印象派以降でしょうか。個人的には、ゴーギャンとドニが見られたのが嬉しい!
セザンヌの「サント=ヴィクトワール山」の絵もお気に入りです。この絵、前にも来た??
撮影スポット



2018年5月16日水曜日

風景:さつき 5月16日午前

「さつき」
散歩していたら、さつきが満開になっている場所に出会いました。マンションが立ち並ぶ「団地」状態の中の駐車場の周りです。
我が家の庭にもさつきはいく株か植えてありますが、こんなにきれいには咲きません。日当たりのせいでしょうか?それともやっぱり手入れの違い?


本:『おらおらでひとりいぐも』若竹千佐子(河出書房新社) 5月15日読了

『おらおらでひとりいぐも』
芥川賞受・河河出書房文芸賞、受賞作品。
今期158期芥川賞・直木賞受賞作品の中では、一番「文芸」だと思いました。山道を行くところはとても好き。いくつかのパートが有りますが、それぞれで、一つの作品を作りあげて欲しかったかも。
「子どもより自分が大事」というのは、20数年前、伊藤比呂美が「子どもより自分が大事と思いたい」と、とある本で書かれていて「納得」したことを思いだしました-いわゆる「子育てエッセイ本」だったと思う-。
中々面白い作品ですが、この方、これからはどんなことを書かれていくのでしょうか。『百年泥』や『銀河鉄道の父』の方は、まだ色々書かれて行かれるように感じるのですが…。

本:『リストランテアモーレ』井上荒野(角川春樹事務所) 5月

『リストランテアモーレ』
イタリアンレストランを舞台にした連続短編集。それぞれの章の「メニュー」が素敵。やっぱりこの方の作品の食べ物は美味しそう!
物語は、ちょっとコミック風。「絵」が浮かんできました(それもかなり具体的に)。そこが、「小説」と「漫画」の境目が無くなってきている今という時代を感じます。

2018年5月12日土曜日

本:『花桃実桃』中島京子(中央公論社)

『花桃実桃』
中島京子作品にはまり、一読。一つにアパートのそれぞれの部屋をめぐる物語。まぁ、ちょっとハートウォーミングな物語は、心地よいひと時を運んでくれます。

展覧会:「尾州徳川の花相撲」 ヤマザキマザック美術館 5月8日(火)午後

「尾州徳川の花相撲」
ボタニカルアートは好き嫌いがありますが-博物学的過ぎて素人っぽく感じる方もいます-、自館のコレクションと組み合わせて上手く展示されてます。江戸時代は、世界的に博物学が盛んになった時代ですが、日本国内でも山・川・海の生物に関心が深まった時代です。徳川美術館にも、面白い本がぎっしりありますよね。
今、私たちが愛でる観賞植物の多くは、江戸時代に作られています。この展覧会で紹介されている「朝顔」、一度是非見てみたいものです。


展覧会:「モネ それからの100年」 名古屋市美術館 5月8日(火)午前

「モネ それからの100年」
企画として面白い試みだと思いますが、「モネ」を観たいという人にとっては肩透かしでしょう…。ほとんどの作品が国内にあるものですし、もうすこし工夫があってしかるべきだと思ったり…。
個人的には、マーク・ロスコとサム・フランシスの作品が好き。でも、絵葉書が…ロスコ1枚しかない…。まぁ、形も変形だしね…。
こちらの展覧会も空いてます。次の「ビュールレ」は混むでしょうけどね。
会場入り口撮影スポット


展覧会:「ひと 人・顔・姿」メナード美術館 5月2日(水)午後

「ひと 人・顔・姿」
小さな美術館は、ひっそりと美しい。去年の秋、年会員になったメナード美術館。有元利夫の作品を観に出かけました。ひっそりとした雰囲気にぴったりの2作品に出会え、嬉しかったです。5月20日には講演会があるのですが、用事が重なって伺えません。とても残念!
他にも、美しい作品が並んでいます、また、足を運ぼうと思います。


展覧会:「ボストン美術館の至宝展」名古屋ボストン美術館 4月24日(火)

「ボストン美術館の至宝展」
日本で、ボストン美術館関係の展覧会があると、必ず名古屋に来たのでとってもらくちんにみるとこが出来たのですが、名古屋ボストン美術館もこの秋で閉館。残念です。
今回は、古代から現代までの作品展。印象派の作品群も良いですが、個人的には、ボストンの日本絵画のコレクションが面白かったです。英一蝶の「涅槃図」は、特に見ていて飽きないと思いました。
コレクションを形成したコレクターたちの物語は、それだけで「本」になりますよね。この流れの話をゆっくり味わってみたい。
それにしても、平日とはいいながらお客さんが少ない…。やっぱり閉館するのは仕方ないということでしょうか。