2018年5月16日水曜日

本:『おらおらでひとりいぐも』若竹千佐子(河出書房新社) 5月15日読了

『おらおらでひとりいぐも』
芥川賞受・河河出書房文芸賞、受賞作品。
今期158期芥川賞・直木賞受賞作品の中では、一番「文芸」だと思いました。山道を行くところはとても好き。いくつかのパートが有りますが、それぞれで、一つの作品を作りあげて欲しかったかも。
「子どもより自分が大事」というのは、20数年前、伊藤比呂美が「子どもより自分が大事と思いたい」と、とある本で書かれていて「納得」したことを思いだしました-いわゆる「子育てエッセイ本」だったと思う-。
中々面白い作品ですが、この方、これからはどんなことを書かれていくのでしょうか。『百年泥』や『銀河鉄道の父』の方は、まだ色々書かれて行かれるように感じるのですが…。

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