2017年12月31日日曜日

2017年を振り返って-ベスト選び-

今年は昨年にも増して、観劇と映画が減りました。展覧会は増えたかも?
ということで書き出します。

2017年舞台(15作品 20回)
01月「足跡姫」東京芸術劇場
02月「足跡姫」 2回目 東京芸術劇場
03月「ギア」京都
04月「髑髏城の七人」2回 IHIステージアラウンド東京
05月「髑髏城の七人」2回 IHIステージアラウンド東京
06月「髑髏城の七人」IHIステージアラウンド東京
08月「納涼歌舞伎第2部」歌舞伎座
  「納涼歌舞伎第3部 贋作桜の森の満開の下で」歌舞伎座
  「ヤングフラケンシュタイン」東京フォーラム
  「ワーニャ伯父さん」新国立劇場小ホール
09月「プレイヤー」森ノ宮ピロティホール
  「秀山祭九月歌舞伎 昼の部」歌舞伎座
  「秀山祭九月歌舞伎 夜の部」歌舞伎座
11月「表に出ろい!-One Green Bottle」東京芸術劇場
  「散歩する侵略者」世田谷トラム
  「ローゼンクランツとギルデンシターンは死んだ」世田谷パブリック
12月「歌舞伎座 第3部」歌舞伎座
  「アテネのタイモン」彩の国芸術劇場
ベスト3(観た順)
 「足跡姫」
 「贋作桜の森の満開の下で」
 「ワーニャ伯父さん」

コンサート(5回)
04月「バッハコレギウムジャパン マタイ受難曲」愛知県芸術劇場
07月「チェロとコントラバス二重奏演奏会」教会
09月「名フィル第449回定期演奏会」市民会館
10月「名フィル第450回定期演奏会」市民会館
11月「バッハコレギウムジャパン第7回名古屋定期演奏会」しらかわホール
ベスト
 「バッハコレギウムジャパン マタイ受難曲」

映画(6本)
02月「団地」三越劇場
03月「わたしは、ダニエル・ブレイク」 伏見ミリオン座
05月「追憶」ミッドランドスクエアシネマ1
09月「君の膵臓をたべたい」ミッドランドスクエアシネマ2
  「銀魂」ミッドランドスクエアシネマ1
11月「NTL 戦火の馬」名演小劇場
ベスト2
 「団地」
 「わたしはダニエル・ブレイク」

展覧会(40展 41回)
01月「シュリーマン、巨人の城に挑む!」名古屋市博物館
  「吉田博 木版画展-抒情の風景」名古屋ボストン美術館
  「ティツアーノとヴェネツィア派展」東京都美術館
02月「永青文庫 日本画の名品 前期」名古屋市美術館
  「ゴッホとゴーギャン展」愛知県美術館
  「マティスとルオー展」汐留パナソニックミュージアム
  「オルセーのナビ派展」三菱一号館美術館
03月「アドルフ・ヴェルフリ二萬五千頁の王国」名古屋市美術館
04月「ミュシャ展」国立新美術館
  「絵巻マニア列伝」サントリー美術館
  「有元利夫 早逝の天才画家10年の絵と譜」パラミタミュージアム
05月「シャセリオー展」国立西洋美術館
  「大英自然史博物館展」国立科学博物館
  「ブリューゲル バベルの塔展」東京都美術館
  「フィンランド・デザイン展」愛知県美術館
  「篠原桃紅 昔日の彼方に」菊池寛実記念智美術館
06月「よみがえれ!シーボルトの日本博物館」名古屋市博物館
  「ランス美術館展」損保ジャパン美術館
  「レオナルド×ミケランジェロ展」三菱一号館美術館
  「水墨の風-長谷川等伯と雪舟」出光美術館
  「アルチンボルド展」国立西洋美術館
08月「パリジェンヌ展」名古屋ボストン美術館
  「大エルミタージュ美術館展」愛知県美術館
  「怖い絵展」兵庫県立美術館
  「ベルギー 奇想の系譜」bunkamuraザ・ミュージアム
  「レオナルド×ミケランジェロ展」再訪 三菱一号館美術館
09月「岩瀬文庫」西尾市岩瀬文庫
  「江戸の琳派芸術」出光美術館
10月「メナード美術館30のテーマⅠ期前半」メナード美術館
  「ヤマザキマザック美術館常設展」ヤマザキマザック美術館
  「地獄絵ワンダーランド」龍谷ミュージアム
  「ピーターラビット展」名古屋市博物館
  「生命と美の物語 LIFE-楽園をもとめて」富山県立美術館
11月「長沢芦雪展ー都のエンターテイナー」愛知県美術館
  「表現への情熱 カンディンスキー、ルオーと色の冒険者たち」汐留パナソニックミュージアム
  「高野文子の描く 昭和のこども原画展」昭和のくらし博物館
  「オットー・ネーベル展」bunkamuraザ・ミュージアム
  「メナード美術館30のテーマⅠ期後半」メナード美術館
12月「木彫り」どうぶつ美術館 はしもとみおの世界」ヤマザキマザック美術館
  「パリグラフィックーロ―トレックとアートになった版画ポスター展」三菱一号館美術館
  「北斎とジャポニスム」国立西洋美術館
ベスト5(観た順)
 「オルセーのナビ派」
 「有元利夫」
 「フィンランド・デザイン展」
 「レオナルド×ミケランジェロ展」
 「オットー・ネーベル展」

Book(24冊 他)
01月「漂流」角幡唯介(新潮社)
  「かたづの」中島京子(集英社)
  「妻が椎茸だったとき」中島京子(講談社)
02月「蜂蜜と遠雷」恩田陸(幻冬舎)
  「しんせいかい」やましたすみと(新潮社)
03月「騎士団長殺し」村上春樹(新潮社)
04月「世界をつくった6つの革命の物語」(朝日新聞社出版)
05月「本を読むひと」(新潮社 )
  「狂う人 死の棘の妻・島尾ミホ」梯久美子(新潮社)
08月「プラージュ」誉田哲也(幻冬舎)
  「みかづき」森絵都(集英社)
09月「血脈」「佐藤家の人々」佐藤愛子(文春文庫)
  「月の満ち欠け」佐藤正午(岩波書店)
  「散歩する侵略者」前川知大(メディアファクトリー)
  「悦ちゃん」獅子文六(ちくま文庫)
10月「平家物語 古川日出男訳」(河出書房新社)
  「平家物語 犬王の巻」古川日出男(河出書房新社)
11月「回転ドアは、順番」穂村弘+東直子(全日出版)
  「危機の現場に立つ」中満泉(講談社)
  「11歳からの正しく怖がるインターネット」小木曽健(晶文社)
12月「千の扉」柴崎友香(中央公論社)
  「双子は驢馬に跨って」金子薫(河出書房新社)
  「鳥打も夜更けには」金子薫(河出書房新社)
ベスト5(読んだ順)
 「漂流」
 「騎士団長殺し」
 「狂う人」
 「平家の物語」
 「双子は驢馬に跨って」

舞台の数は昨年と同じかな。4~6月に散財しましたねぇ…。コンサートの数が減っているので、来年からは舞台とコンサートは一緒にすべきか?
映画も減ってます。足が遠のくと…です。
展覧会がやたら増えているように思うのは、前売りチケットを買ってしまうことが多く、かなり必死で足を運んでいるのかも?
今年から本を項目建てしました。結構くだらない(?)本も読むのですが、購入は減っているかしら?
ということで、2017年終了。来年の目標は、やっぱり読書です!


2017年12月29日金曜日

本:『鳥打ちも夜更けには』金子薫(河出書房新社)12月

『鳥打ちも夜更けには』
読後まず連想したのは、宮沢賢治。「これだぁ」という作品を指摘はできないのですが、賢治の色々な作品を思いました。
動植物のイメージが克明に描かれているとこも面白いですし、最後についているレピシも興味深い。そういう具体性と物語世界の抽象性がまじりあっており、そこがこの小説の面白さでしょうか。


2017年12月21日木曜日

風景:晩ごはん 12月20日(水)夕方

晩御飯
観劇後、劇場横のレストランで夕食。
しばらくこちらに来ていないかったのですが、お店が変わりました、ちょっとカジュアルになったかな。娘とゆっくり「タイモンコース」楽しみました。写真には撮りませんでしたが、ギリシャ風ペスカトーレリゾットが美味しかったです。
メインディッシュ
デザート



舞台:「アテネのタイモン」 彩の国劇場 12月20日(水)13:30~

「アテネのタイモン」
吉田鋼太郎さんが演出となって初めてのシェイクスピアシリーズ。
色々変わったことも有ったとは思いますが、シェイクスピア劇の持つ時代を超えた普遍性は伝わります。
時にコミックな場面も作られているのですが、本筋は悲劇性だと思います。 ただ、その悲劇を生むのが、いわゆる普遍的価値ではなく金だというところがこの作品を「問題劇」に分類するゆえんでしょうか。
ハラハラと落ちる借金の赤紙と照明がきれいでした。でもなんで音楽が「鳥の歌」?
あと、とても残念だったのは観客。私の後ろの席の方は、居間でTVを見ているかのように小声で」反応…される…。 笑うポイントじゃないのにごひいきが登場すると「うふふ」と反応なさる…。シェイクスピアシリーズでは、オールメールの喜劇の時はその傾向がありましたが、最近ではあまりなかったので、ちょっとがっかり。やっぱり静かに観劇しましょう…ね…。

展覧会:「北斎とジャポニスム」 国立西洋美術館 12月20日(水)午前

「北斎とジャポニスム」
TVで色々紹介されていましたので混んでいるだろうなとは思ったのですが、やっぺり混んでいました。
北斎漫画との類似を示す展示が多数なされていますが、こういう謎解きは興味を惹かれると言えば惹かれるポイントですが、でもほんとにわかるのは研究者ですよね。一般的には単なるパズル合わせに終始して、作品を純粋に楽しむ機会を奪うようにも感じます。
三菱一号館では上の色付きでした。西洋美術館ではモノクロ作品が展示
三菱一号館の展覧会とは、同時代ということでかなり作品がかぶります。同じ作品のバージョン違いというか、文字の入っていない作品がこちらでは完成作品なっていたり、三菱では色付きだったものがこちらではモノクロだったり…。
二つの展覧会を見ることで感じ方は変わるかも?です。




風景:KITTEクリスマスツリー 12月19日(火)夕方

KITTEクリスマスツリー
美術館により、歌舞伎座に向かう前に、姉に教えてもたっらクリスマスツリーをみに行きました。
吹き抜けに立つツリーは、色が変わってゆき綺麗。写真を撮ると、まるでパリの裏路地にようですが、東京です。ツリーの周りにいる人々-私を含めては邪魔ですよね。ひっそりとした静かな都会の夜を思います。


展覧会:「パリグラフィックーロ―トレックとアートになった版画ポスター展」三菱一号館美術館 12月20日(月)午前

「パリ♡グラフィックーロ―トレックとアートになった版画ポスター展」
ロートレックのポスターは中学時代から好きでした。今回の展覧会は、その思い出も含めて拝見。その時代を彩った数々のグラフィックが展示され華やかです。
ヨージェフ・リップル=ローナイ
展覧会では、知らない作家との出会いも嬉しい。ヨージェフ・リップル=ローナイというハンガリーの画家は初めて知りました。これから気を付けていこうと思います。
デドロイト美術館展で同じ油絵拝見
モーリス・ドニ
ドニの作品も有ったし、これからはナビ派が注目?嬉しいようなちょっと「えへん」という気分。
この美術館とは気が合うのです。
撮影可のお部屋
撮影ポイント






歌舞伎:「12月公演夜の部」 歌舞伎座 12月19日(火)18:30~

歌舞伎座12月公演夜の部「瞼の母」「楊貴妃」
今年の歌舞伎座12月公演は3部制。夜公演を見ました。
「瞼の母」はもう10年くらい前に世田谷パブリックで観たのかな?もともと新派の作品らしいです。今回は歌舞伎ということですが、新作歌舞伎になります。個人的には、前半の話が好みです。後半の本題の話は、溜めが効きすぎるというか、最後トントン進みすぎるように思うのは、この物語に感情移入できないせいでしょうか。
「楊貴妃」は舞踊の美しさを楽しむ出し物。ほんと、うっとりします。なんということのない展開なのですが、琴や胡弓の音の憂いとともに、夢幻の世界が広がりました。


風景:素敵な昼食 12月19日(火)昼

ヴォワ・ラクテ
5月に訪れた美術館に併設されたレストランで、姉たちとランチ。お庭が広がるガラス窓の前でゆっくり昼食をいただきました。セキレイも飛んでいて、都会の中のオアシス風。
お食事も美味しい!

本日のメインでディシュ

風景:富士山 12月19日(火)午前)

富士山
冬の富士山はやっぱり綺麗。まだそんなに雪をかぶっていません。これからもっと美しい姿になるのでしょう。

2017年12月17日日曜日

本:『双子は驢馬に跨って』金子薫(河出書房新社)12月

『双子は驢馬に跨って』金子薫
こちらは新聞の書評を読んですぐ予約。図書館に1冊の所蔵なので、1回待ちました。
これは面白かったですね。ファンタジーとも寓話ともつかない物語ですが、一番先に想起したのはなぜか『ドン・キホーテ』。そして村上春樹の作品群。
『ドン・キホーテ』は驢馬という単語のせいでしょう。そして、村上春樹を思ったのは、狭いところに閉じ込められるというところと、双子が旅するというところでしょうか。「旅」という点では、カズオ・イシグロの『忘れられた巨人』も思いました。
そう、日本的じゃないという感じ。旅の始まりは日本を感じるのに、旅が進むとどんどんイタリアやフランスやスペインという土地を感じるようになりました。
物語の終わり方には納得できない方がほとんどかと思いますが、小さな白と黒の世界に没入する親子と、思い出を拾いながらまた旅立つ双子の姿は世界の断絶とつながりを感じて、結構好きでした。
この作者の作品、他のも読んでみます。


本:『千の扉』柴崎友香(中央公論社)12月

『千の扉』柴崎友香
本屋さんの店頭で見て、表紙に惹かれました。図書館の予約をかけたら、思いのほか早く入手。
はっきり言って、主人公には全く感情移入できませんでした。どちらかというと私が苦手とする「ウザイ」と感じてしまうタイプです。最初も中々物語の世界に入り込めず苦労しましたが、途中から結構楽しく読めるようになってきました。
一つには舞台となっている団地が、学生時代、友人がすんでいたところの近くで馴染み深かったことがあります。この小説でも触れられていますが、そこは「伝説」がある場所でしたし、少年探偵団の小林少年が怪人二十面相に押し込められたところだったんじゃ?
私の学生時代には、近代的な綺麗な団地になっていましたけどね。
あと、主人公以外の登場人物が中々興味深いと思いました。淡々と日常を送っている人々の姿が浮かんできます。
関西の友人は、「この作家の作品は苦手」と言っています。経歴をみると「芥川賞作家」とのこと。う~む、物語を物語るというタイプじゃないのかも…です。
予約がたくさん入っていたので、結構焦って読了。


風景:山は雪景色 12月13日(水)

「雪景色」
ミッドランドスクエアのクリスマス飾り
今冬初めての寒波。出発時も寒かったですが、郡上八幡あたりから雪景色になりました。
山里は雪
 これから冬本番です。
雪の中のヤドリギ
冬ざれたダム



展覧会:「木彫りどうぶつ美術館 はしもとみおの世界」 ヤマザキマザック美術館 12月5日(火)午前

「木彫りどうぶつ美術館 はしもとみおの世界」
現代作家の具象彫刻展ですが、この美術館常設のアールヌーヴォー家具展示と一緒に実物大、小さいもの、様々な動物彫刻が展示されています。中には一匹の犬の年代を追って作られたものもあり、その彫刻を通して作家の自画像を見ているような気分になりました。
普段の展覧会と違い、動物好きな方も多く来場されているようで、とても暖かく楽しい展覧会になっています。
もう一度訪れたい!


2017年11月26日日曜日

風景:紅葉 東山植物園 11月26日(日)午後

「紅葉」
お天気の良い午後、ちょっと散歩に出かけました。
光を通す木の葉の紅葉は、美しい。この自然の眺めは、心に安らぎをもたらしてくれます。

2017年11月25日土曜日

風景:blanka 11月23日(木)昼

blanka
TVで紹介されて興味を持ったところ。ギャラリーとカフェがあります。今回、NAOTのおかげで足を運ぶことが出来ましたーって、行こうと思えばすぐ行けることろなんですが、「ついで」がないと中々気持ちが…ですー。
地下のギャラリーが空いていたので、ちょっと見学させてもらいました。思ったより狭いのですが、小型の絵などの展示には良いかも。少人数の朗読会も素敵だな。でも、コストパフォーマンスを考えると、演奏会や朗読会は無理かも…。料金は判らないのですけど。

右がカフェ、真ん中が地下への階段、左が1Fのギャラリー(今回、NAOTキャラバン)

カフェの地下のギャラリー

風景:NAOTの靴 11月23日(木)午前

NAOTの名古屋キャラバンに行ってきました。
素敵な靴ばかりですが、まずは、今持っているものの「革調整」をお願いしたかったのです。ストッキングだと丁度良くなってきているのですが、やはりNAOTの靴は、ソックスをはいて履きたい!ということで、新しく購入したものを含め、合わせて3足の革調整をお願いしました。来週には我が家に届く予定。秋・冬、しっかり履いていきたいです。

展覧会:「メナード美術館 所蔵品展 Ⅰ期後期」 メナード美術館 11月21日(火)午後

「メナード美術館所蔵品展Ⅰ期後期」
少し展示品が変わりました。劉生の「麗子像」は、「笑う麗子」になったのですが、暗いところで見たらちょっと怖いかも?日本画はほとんど入れ替え。村上華岳は以前の「菩提樹下聖観之図」が好きだったのですが、今回の「聖蓮華」も良いですねぇ。
こちらのグッズのノートは、我が家のお気に入り。しっかり買いました!
右がクスノキ、左がケヤキとのこと

2017年11月20日月曜日

展覧会:「オットー・ネーベル展」 bunkamuraザ・ミュージアム 11月18日(土)夕方

「オットー・ネーベル展」
前回来た時見たチラシで惹かれた展覧会。初めて知った画家ですが、バウハウス出身、クレーやカンディンスキーとつながりのある人とのこと。
しっかりと組み立てられた作風で、細かい表現が特徴。でも、イタリアの「カラーアトラス」はとても素敵。抽象的表現なのに、風景が見えてくるようです。
晩年のルーン文字のシリーズもいいなと思いました。日本にも結構作品があるようですし、今後、取り上げられることが多くなる画家でしょう。
グッズ売り場にあった缶バッヂ、ガチャガチャではなく自分で選べるのが嬉しい!
また、出会いたい!画家です。
撮影ポイント




舞台:「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」 世田谷パブリックシアター 11月18日(土)14:00~

「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」
題名だけは知っている有名な戯曲。最近結構上演されているらしい。若手の人気者二人の酒主演での上演、チケットゲットは結構たいへんでした。主催者枠では取れず…。頭と運を使いました。最近足を運んでいないけど、会員やめなくて良かった!です。
物語自体は、結構難解。パンフにも書いてありますが、ベケットの「ゴドー」風ですよね。「ハムレット」を知ってる方がより楽しめますし、「ゴドー」を知ってる方がもっと楽しめる作品でしょう。知的芝居といえるし、でも頭で作るといやらしくなる可能性もある作品。
また、違った「二人」で見てみたいと思います。


風景:「昭和のくらし博物館」 久が原 11月18日(土)午前

「昭和のくらし博物館」
懐かしい風景を感じました。
細い私道、京都なら「路地」ですが、東京だとなんというのでしょう?

両側のおうちの庭からの落ち葉も素敵。

そして、たどり着いた小さな門。

急な階段も、小さな台所も、ちゃぶ台も懐かしい。2階に飾られたおもちゃも懐かしい。立ち子さん(この字で良いのかしら?)で遊んだ昔の日々を思い出します。ちなみにコリントゲームは、私、自分が遊んだものを現在も持っております。

新館1階床の間
建物を、そしてその生活を守るのはたいへんでしょうけど、これからも静かに存在して欲しいと思います。


展覧会:「高野文子の描く 昭和の原画展」 昭和のくらし博物館 11月18日(土)午前

「高野文子原画展」
高野文子は『おともだち』からの付き合い(笑)。『黄色い本』や『棒がいっぽん』が評価が高いのですが、私は『おともだち』と『るきさん』がやっぱり好き。
絵本もみんな持っていますが、あの90年前後のやわらかい絵が好きなんだと思います。センチメンタルなところと、時代や周りに流されない強さもね。


舞台:「散歩する侵略者」 世田谷トラム 11月17日(金)19:00~

「散歩する侵略者」
この後年を見るにあたって、本を読みましたし、WOWOWのドラマ「予兆 散歩する侵略者」も見ました。個人的には、「読んだ」のが一番面白かったです。自分の中で色々作る楽しさ(?怖い楽しさ?)がありました。
舞台も面白いですね。言葉が語られることで、不思議な変化を感じます。今の時代の空気とかも重ねられるし。
SFとしては、初期設定の詰めの甘さも思うので、舞台で一気に流される方が良いのだと思います。


舞台:「表に出ろいっ! Engrlsh version “One Green Bottle”」 東京芸術劇場シアターイースト 11月17日(金)14:00~

「表にでろいっ! English version One Green Bottle」
今は無き勘三郎との作品。英語版になって戻ってきました。
う~ん、やっぱりあの舞台が好きでした。今回は若干無理やり感が…です。 最後の犬もねぇ…、前の時「犬だけ出ていったらシュールで面白いのに」と思ったのですが、作者とはそのあたりの意見が合わないようです。
でも野田秀樹は私の「アイドル(偶像)」。次の新作はいつかしら?楽しみにしています!



展覧会:「表現への情熱カンディンスキー。ルオーと色の冒険者たち」 汐留ミュージアム 11月17日(金)午前

「表現への情熱カンディンスキー、ルオーと色の冒険者たち」
汐留ミュージアムは2月以来。前回は「マティス」と「ルオー」でした。今回も同時代の画家との展覧会です。
カンディンスキーは、作風の変遷が面白い。ルオーは、やっぱり晩年の作品が好きです。
撮影スポット アプリを使うと自撮りできるそうです

2017年11月15日水曜日

本:『11歳からの正しく怖がるインターネット』小木曽健(晶文社)

『11歳からの正しく怖がるインターネット』
これも中高生向きに書かれた本ですが、大人でも十分役に立ちます!現在、PCもスマホも、生活の一部となりつつあります。今後20年で、今のTVと同じように生活の一部になることでしょう。
新しいツールと上手く付き合うに方法を、教えてくれる本ですが、もちろん、自分の頭で考えることが一番大事。この本を読んで、今後、どのように行動するか、どのように付き合うか、しっかり考えてみたいと思いました。
でも、「本」になってるところが…なんだか面白いと思うのです。クリエーターは、表現の最終形をどう考えるのか。ヴェンダースの「夢の涯てまでも」でも、作家は最後は手動タイプライターに向かうんですよね。




本:『危機の現場に立つ』中満泉(講談社)

『危機の現場に立つ』
国連で働いている女性の方が、中高生に向けて書かれた本。ぎっしり詰まった内容ですが、その行動力と真摯に仕事に向かう姿がしっかり伝わってきます。ここで述べられていることは、国連ばかりでなく、色々な仕事をやっていく中でも役に立つと感じました。P153の「仕事のできる人」の定義は、ぼんやり事象を眺めていることの多い私には痛い言葉です。どの局面でも、もっとセンシティブにならなければね!

本:『回転ドアは、順番に』穂村弘+東直子(全日出版)

『回転ドアは、順番』
TVドラマを見て、早速図書館で予約。声を出して短歌を読んでみました(間にある詩のような文章までは声に出せない…)。良いよね、韻文って。読みながら、P58&59の流れが素敵と思ったら、P148&149で、再度登場。気になる…。ということで、解説付きの文庫を注文してしまいました。


2017年11月9日木曜日

展覧会:「長沢芦雪展-都のエンターティナー」 愛知県美術館 11月9日(木)午後



「長沢芦雪展 都のエンターティナー」
無量寺のふすま絵がメインの展覧会。無量寺の応挙のふすま絵は以前の応挙展で見ました。芦雪の作品もなかなかのもの。チラシにもなっている「虎」は、大胆で勢いがあって、強そうでかわいい!
会場撮影ポイント
他にも、小犬の絵は、ほんと、かわいい!!応挙の絵は「上手い!!」としか言いようのない絵が絵が多いのですが、芦雪の絵は「どこか愛らしい」という言葉が似あうように思います。人間臭いということでしょうか。
無量寺ミニ模型
無量寺ミニ模型