2014年7月31日木曜日

舞台:「太陽2068」 コクーン 7月25日(金)14:00~

「太陽2068」
事前に、2011年上演されたDVDを友人に借りて観ました。観終わっての最初に頭に浮かんだのは「ポーの一族」。また、劇団上演ということで、あてがきなのかなという印象も持ちました。
今回、書き直したということなので、どうなっているのか???
前段が入り、途中も入り、物語としてとても「判り易く」なっていました。でも、これだけ「説明」する必要はあるのかしら?観客を信頼しても良いのでは?と思うところも多々感じました。
とても良かったのは、主人公二人が同世代と感じられたこと。多少分別臭くても、多少やんちゃな幼さがあっても、同じ空気の中に生きる若者として揺れ動く気持ちを対等に語り合っているということが、物語の主軸をぶらすことなく伝えてくれたように思います。そして、これがいわゆる「萌えポイント」になってます!エンタメになってます!最後のシーン、ラテンでずるいよねぇ、ハリウッド映画か少女マンガじゃありませんか!
周りの大人達は良かったです。一番感動したのは六平さん。子を思う親の気持ちは、やはり涙を誘います。
一緒に観劇した娘も連想したのは「ポーの一族」だった由。「アランは一族に加わらずエドガーと一緒に旅立ったんだ」と思ったそうです。

今回が初めての観劇?と思われる方も多くて、場面ごとに小声でため息や感想を漏らす方が結構いました-ご家庭でのTV視聴じゃないので、思ったことをすぐ声に出すのは芝居では×だよね-。でも、この舞台を観ることでナマの芝居が好きになって、舞台を見てくださる方が増えれば…と思います。帰りの新幹線、通路の反対側に坐った二人連れの方が、「太陽」のパンフを広げていらっやいました。関西まで帰られえるようでした。これからも色々な舞台に遠征してね!とエールを送りたいです!





舞台:「母に欲す」 パルコ劇場 7月24日(木)19:00~

「母に欲す」
三浦大輔の芝居は「裏切りの街」以来。パルコという箱にはぴったりの内容・演出。
しかし、第1幕は結構辛かった…物語が進まない言うか、このペースでいくとなると、こちらの集中力が…と思ってしまいました。でも2幕目は結構すらすら話が進んだので、良かったぁ!
でも、物語は共感する点が少なくて…この芝居は「男目線」ですよね…。女性は結構「はぁ…それで?」となってしまうように思えました。取っ組み合いをするところや、歌は結構好きだったので、また機会があれば三浦作品は観ると思います。


舞台:「カッコーの巣の上で」 東京芸術劇場プレイハウス 7月24日14:00~

「カッコーの巣の上で」3回目



舞台:「白石加代子の百物語 第32夜 ファイナル」 ウィンクあいちホール 7月21日17:00~

「白石加代子 百物語ファイナル」
三島由紀夫「橋づくし」
泉鏡花「天守物語」

ついについにファイナル。お知らせが来たと同時にチケットゲットでしたよ!
最近はいつも8分くらいの入りだったのですが、さすがファイナルほぼ満席でした。名古屋は、岩波ホールと相模大野グリーンホールと並んで「全夜上演」の地だそうで、長年のファンの方も大勢いらっしゃるのでしょう。
三島の「橋づくし」は知らない作品だったので、あわてて「あらすじ」を調べましたが、これがとっても良かったです。三島の日本語の美しさ、そして橋をイメージした装置と演出。情緒と文学の素敵なコラボでした。
鏡花「天守物語」は、きっと上演なさりたかったんだだろうと思います。個人的には、玉三郎のを30数年前、そして数年前に拝見したことがあります。特に30年前の八十助とのものは、玉三郎との出会いの舞台だったので、その夢幻的な美しさに圧倒されたことを覚えています。だからというわけではないのですが…です。

今後「特別編」の上演をなさるとのこと。「阿部定調書」をナマで聞きたいかな… 。その他、聞き逃している作品も多いので、是非、特別編、やって下さい!!!


舞台:「おとこたち」(ハイバイ) 長久手文化の家風のホール 7月20日14:00~

「おとこたち」ハイバイ
ハイバイの舞台は2回目。1回目は七つ寺だったせいもありますが、狭い空間にぴったりはまりこんだ芝居という感じがしました。そしてそこが魅力的だった。今回は、小ホールとはいえ、ステージをとても広く取ったという印象。映像も使った結構大きめの作りでした。
装置の高さを利用した演出は面白かったです。ただ、時間の流れに「時代」を感じることができなかったので、中途半端な感じが…。先月観たB級遊撃隊「ぬけがら」は、「時代の中の私・あなた」 を感じることができ、そこに物語のリアリティと表現の非リアリティ=舞台でしか表現できないリアリティを感じ、とても面白かったのです。提起している問題は切実ですし、結構日常的なのに、なんとも判り難さを感じてしまい、私の中に入り込んできませんでした。
でもまた観に行くことでしょう。名古屋で上演してね。

ところで、ハイバイ公演では「飲み物はOKです。でも、飴の包み紙を開けるときのあのジワジワしたパリパリは絶対やめてください。出すなら思いっ来てバリっと一気にお願いします」という前口上、あれは必ずあるのかしら?とてもまっとうな意見であり、 コンサート会場でも気になる「騒音」問題です。「前かがみになるな」という事前放送は、最近よくありますけど、そのうち、事前の放送や注意事項がどんどん増えていくのかしら?今までで「エ??」と思った事前注意は、名鉄ホールでの「レジ袋は音がしますので、取扱いにご注意ください」-デパートの買い物帰りかぁ?それとも配られたお弁当の扱いかぁ?-というものと、某フィルハーモニーの定期演奏会での「開演中の私語はおやめください」-長年の会員さん同士の御挨拶??会員の高齢化による聞きづらさのせい?-というものです。

帰りのリニモで意外な有名人発見-名古屋では珍しい- 。好きな女優さんなのでお姿を拝見できて嬉しかったけど、どうして名古屋で観劇?この芝居、13日まで池袋で上演してたよね?家族旅行だったのでしょうか???次は舞台を拝見せねば!



2014年7月14日月曜日

舞台:「カッコーの巣の上で」 東京芸術劇場プレイハウス 7月9日(水)14:00~

「カッコーの巣の上で」2回目




展覧会:「徒然草 美術で楽しむ古典文学」 サントリー美術館 7月9日午前

「徒然草 美術で楽しむ古典文学」
サントリー美術館の新しい所蔵品である海北友雪筆「徒然草絵巻20巻」が一挙の展示されている展覧会です。他にも、絵巻、屏風、冊子になっている徒然草が多数紹介されています。
最近絵巻の面白さに目覚めたので、この展覧会もじっくり拝見しました。
そして、「徒然草」という古典の魅力をあらためて感じました。現代でも「都会のインテリ」にとって、徒然草という作品は、共感する点が多くあると思います(結構嫌味なところも含めて、いろんな意味で…)。もう一度、じっくり読み返したいものです。




舞台:「カッコーの巣の上で」 東京芸術劇場プレイハウス 7月8日(火)19:00~

「カッコーの巣の上で」1回目








女子会 昼食会 西麻布にて

姉たちと女子会昼食会。西麻布のお店を予約してくれました。個室でゆったり昼食、そしておしゃべりの花が咲きました。美味し物を食べるのは、至福のひとときです。


  




コンサート:「スイス・ロマンド管弦楽団」 愛知県芸術劇場コンサートホール 7月5日(土)14:00~

「スイス・ロマンド管弦楽団」
指揮:山田和樹
ヴァイオリン:樫本大進
プログラム
ビゼー:アルルの女 第2組曲より「メヌエット」「ファランドール」
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」 作品35
アンコール曲
バッハ:無伴奏パルティータ第2番サラバンド
フランツ・シュレーカー:舞踏劇「ロココ」よりマドリガル
エーリヒ・コルンゴルド:シュトラウシアーナ

名曲ぞろいのプログラム。楽しかったです。次は交響曲が聞きたいと思います。



展覧会:「ミレー展」 名古屋ボストン美術館 7月3日(水) 午前

「ミレー展」
日本で人気のミレーの展覧会。ミレー周辺のバルビゾン派の絵画も多数展示されています。落ち着いた風景画が多いので、心安らかに鑑賞できました。

展覧会:「こども展」 森アーツギャラリー 6月25日(水)午後

「こども展」
これは楽しい展覧会でした。個人的には、ドニの絵がたくさんあって良かったです!特に「夕方に塔の傍らで」と題された作品は、ナビ派独特の時間の流れを一つの絵画の中で感じさせるものがあり、とても好きでした。


またフランソワーズ・ジローの絵って、誰か漫画家の絵に似ている…誰だろう???



関口芭蕉庵~胸突坂~マリア・カテドラル 6月25日午前

学生時代、早稲田の友人を訪ねる時、音羽から関口を通って歩いて行きました。
「関口芭蕉庵」横の胸突坂は、当時は石段だったかも…です。マリア・カテドラルは今回初めて敷地に入り、教会堂の中にも入りました。宗教空間というのは、やっぱり荘厳で何か訴えるものがあります。また機会が有ったらゆっくり時間を過ごしたいです。

関口芭蕉庵

胸突坂

マリア・カテドラル

マリア・カテドラル「ルルドの泉」

展覧会:「洋人奏楽図屏風と大航海時代」 永青文庫 6月25日(水)午前

「洋人奏楽図屏風と大航海時代」
 学生時代に南蛮絵を教えて貰いました、実物を目にする機会が無かったので、今回初めてご対面となりました。会期中に入替が有ったので、左隻しか見られなくて残念!前半にも行くべきでした。
小型の屏風ですが、丁寧に描かれています。また、屏風というのは、その凸凹が効果を上げるものなので、写真ではなく、やはりちゃんと立てられて展示を見るとその面白さがよく判ります。
でも、「屏風」という形式は もはや日本では(世界でも)実用的な美術じゃなくなっています。掛け軸も危ういですが、まだ「和室」は存在しますから、なんとか「床の間」も…です。でも、屏風を広げられる座敷は…文化財指定の旧家、もしくはお寺にしかない…です。保存も考えると、美術館でしかお目にかかれない美術品になっているのでしょうか。なんだか残念…です。



舞台:「ぬけがら」(B級遊撃隊) 長久手市文化の家 風のホール 6月1日(日)13:30~

「ぬけがら」
岸田戯曲賞受賞作、見ました。これは芝居だから出来る作品ですよね。