2018年9月29日土曜日

映画:「銀魂2」 ミッドランドシネマ2 9月24日(月・祝)16:35~

「銀魂2 掟は破るためにこそある」
あ~、笑っちゃいました。元ネタを知っているとかなり笑えるところあり。個人的には最後の銀ちゃんが柵のそばを歩くシーンが…ですね。そこまでやるか??
妙にお金がかかっているところも良いですねぇ。こういうエンターテイメント映画好きです。是非是非3も作ってください。

2018年9月23日日曜日

本:『太陽を曳く馬 上・下』高村薫(新潮社)

『太陽を曳く馬 上・下』
漸く三部作の最後にたどり着きました。『新リア王』より読み易かったです。でも、「芸術論」にしろ「宗教論」にしろ、大変疲れます。また、話が行ったり来たりするように感じられ、時系列がよく判らなくなります。とにかく、読んだ!!!です。
表紙のロスコの絵は好き。川村記念美術館の「ロスコルーム」は、一度は訪れるべきところです。


風景:アサガオ

アサガオ
アサガオといえば夏の花というイメージ。確か「短日性」の花だったと思うのでが、どうだったろう?近くの原っぱに咲いていました。園芸種が野生化したものでしょうか。小ぶりの花です。涼しげで綺麗です。昼にはしおれ始めますが、午前中は楽しめます。散歩する人々の目を楽しませてくださいね。


2018年9月17日月曜日

本:『新リア王 上・下』高村薫(新潮社)9月17日(月)読了

『新リア王』
『晴子情歌』の続編ということで読みだしたのですが、とっても苦労しました。主人公が政治家と寺の副住職ということで、1980年代の政治状況についての話や宗教的な語られるのですが、これがかなり難しいのと、時系列が結構入り混じっているので、訳が分からなくなるのです。ということで、結構飛ばし読みを断行。なんとか3週間以上をかけて読みました。
読み終わった今、話自体は面白かったと思いますが、「リア」というからには、そういう人間関係をもっと突き詰めて描いて欲しいとも思いました。
途中で挫折する方が多かったのか、図書館で借りたのですが、上に比べ下はとても綺麗…なのが印象的…。表紙のレンブラントは好き。

本:『じっと手を見る』窪美澄(幻冬舎) 9月10日読了

『じっと手を見る』
短編連作、サクッと読めました。閉塞感を描きながら、そこから出ていくこと、残ること、戻ること、そして新しい道を探すことが描かれているのでしょうか。でも、なんとなく「展望」を感じられない世界のような気もします。それが「今」という時代なのでしょうか。


舞台:「贋作 桜の森の満開の下」 東京芸術劇場プレイハウス 9月6日(水)18:30~

「贋作 桜の森の満開の下」
このチケットは、入手に大変苦労しました。野田地図の先行では、どうしても入手できず-webは繋がっても途中で「込み合っています」「時間切れ」と表示され、繋がるたびに残りチケットが〇→△→×となり泣きそう電話もつながらない-、抽選先行もハズレ…。
劇場先行で何とか2枚入手したのですが、3人で行く約束…。
プレイガイド先行もことごとくハズレの状態で、もうあきらめようかと思ったのですが、頑張って当日窓口に並びました。4時間並ぶ間に前後の方とく奇妙な連帯感が生まれ、情報交換もしたりで結構楽しい思い出になりました。でも、肝心の観劇で眠らないように気を付けねば!です。
溢れるような抒情性は、野田作品ならでは。言葉の持つイメージの美しさ、そこから流れ出す想い…観客は与えられた多くのものの中に放り込まれ、そして一人一人世界を作りあげていくという野田の世界でした。
昨年の歌舞伎版とか違う「青臭さ」がどこか懐かしいと思ったのは、色々要因はあると思うのですが、一番は長年野田作品を観ているこちらのせいでしょうか。
来年上映される「シネマ歌舞伎」ももう一度見たいかな。手練手管を駆使した歌舞伎も素敵でしたから。


展覧会:「西洋版画を視る」 国立西洋美術館 9月5日(水)午前

「西洋版画を視る-エングレーヴィング:ビュランから生まれる精緻な世界」
8月に「ミケランジェロ」の訪れた時時間切れになったためいけなかった西洋美術館常設展とその中で開催中の「西洋版画を視る」に行ってきました。
西洋美術館の常設展はとても充実しています。展示替えも有りますし、新蔵作品も加わります。そして中の一角で行われる素描や版画の展示は作品を間近で見られるとてもいい企画です。今回は西洋版画の技法の説明もあり、とても面白い展示になっていました。有名な作品もあり、学生時代の講義を思い出しました。





展覧会:「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」 名古屋市美術館 9月4日(火)午前

「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」
台風が近づいている中、午前中は開館しているとのことなので、美術館に行きました。この展覧会は混雑が予想されていたので、これはチャンス!でした。思った通り、観覧人は少なく、音声ガイドでゆっくり楽しめました。
個人コレクションというのは、やはりどこか一本筋が通っているというか、流れがあります。このコレクションも自然な「流れ」を感じました。
目玉の「イレーヌ」はとても美しい。ルノワールの作品はほとんどそうですが、実物が際立っています。印刷されたもの・映像のもの、それらでは味わえない色の輝きがあります。この1点を見るだけでも行く価値あり。
音声ガイドも良くできていて、とても楽しい展覧会でした。
撮影スポット モネ