2021年1月29日金曜日

本:『着せる女』内澤旬子(本の雑誌社)

『着せる女』内澤旬子(本の雑誌社)
雑誌連載時より、とても楽しく拝読していました。名古屋にブルックスブラザーズが開業した時、「息子を連れって一式買ったらどうなるかなぁ…」と考えたことを思い出しましたよ-パートナーに関しては諦め?-。「服を買いに行くときの服が無い」なんて名台詞ですよね。本書の中で紹介されている『NYとワシントンのアメリカ人がクスリと笑う日本人の洋服と仕草』も面白い本でした。でも服選びって結構頭を使うのかも?というのも「オバマは残念」と本書に書かれているのですが、オバマは「選択」を減らすために-頭を使わないために-色違いの同じ服を交互に着ることにしていると、どこかで紹介されていました。以前、BS放送で女性の服についても「白いブラウスほか数種類持てばOK」というアメリカ番組がありました。日本四季が有るので難しいですが、その時もこの本を読んだ時も「断捨離」が頭に浮かびましたし、「一生もの」という言葉は無理があるとも思うのでした。「before after」の写真も楽しい!一冊です。

風景:蠟梅

蠟梅
蠟梅が満開(?)です。年によっては鳥たちに食べられてしまう-今年は白の侘助が蕾のうちにかじられた-こともあるのですが、どうにか沢山咲きました。写真の日は曇り。緩やかな風に香りが立ち込めました。

2021年1月24日日曜日

本:『身体のいいなり』内澤旬子(朝日文庫)『漂うままに島に着き』内澤旬子(朝日新聞出版)

『身体のいいなり』内澤旬子(朝日文庫)『漂うままに島に着き』内澤旬子(朝日新聞出版)
『捨てる女』の続編とでも言いましょうか。その後の生活ルポです。色々決断することは多かったでしょうが、その足取りは軽やかと思います。ゆったり「島の生活」を楽しまれているのかと思いきや、この後もっと大変なことが起こったようです。それはまた別の書籍で…なんてファンタジーに逃れるような楽しいことではなく、しっかり著者は書籍化しています、『ストーカーとの700日戦争』(文藝春秋)。これは怖くてつらい経験だと思います。今後も「絶対の安全」は保障されない…。基本的に「暖かい視線」を持つ著者ですが、どうぞお気を付けてとしか言えない自分がもどかしい!

2021年1月11日月曜日

2020年を振り返って-ベスト選び-

 新しい年2021年に入ってしまいましたが、2020年を振り返らないと!

 

舞台・コンサート・映画(11作品)

01月 ラスベート交響楽団 東京

   神の子 ウィンクあいち

   シュレンベルガーのR.シュトラウス しらかわホール

   壽 初春大歌舞伎 大阪松竹座

   グッドバイ 名古屋市民会館

02月 グリーンエコー定期演奏会 愛知県芸術劇場

   ヘンリー八世 彩の国さいたま劇場

03月 地点「罪と罰」京都春秋劇場

06月 未練の幽霊と怪物 上演の幽霊 神奈川芸術劇場オンライン上演

11月 スパイの妻 ミッドランドスクエアシネマ 

   罪の声 ミッドランドスクエアシネマ2

 

展覧会(15展)

01月 篠田桃紅展 高島屋

   ゴッホ展 上野の森美術館 

   高御座と御帳台 東京国立博物館

   博物館で初もうで 新春名品 東京国立博物館

   岸田劉生展  没後90年記念 名古屋市美術館

   コートールド 美術館展-魅惑の印象派 愛知県美術館

   ハマスホイとデンマーク絵画 東京都美術館

   ミナペルホネン/皆川明 つづく 東京都現代美術館

   ブタペスト-ヨーロッパとハンガリーの美術400年 国立新美術館

 

02月 やなせたかしとアンパンマン展  名古屋市博物館

10月 よみがえる正倉院宝物 再現模造にみる天平の技 松坂屋美術館

11月 ロンドン・ナショナル・ギャラリー展 国立国際美術館

   聖徳太子-時空をつなぐものがたり 中之島香雪美術館

   ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展 愛知県美術館

   2020年度第3期コレクション展 愛知県美術館

 

本(35冊)

01月 いつも彼らはどこかに 小川洋子

   小箱 小川洋子

   ボランティアとファシズム  池田浩士

   約束された移動 小川洋子

   渦 妹背山女庭訓 魂結び 大島真寿美

02月 浄瑠璃を読もう もう少し浄瑠璃を読もう 橋本治

   極夜行前 角幡唯介

   ͡壺中に天あり獣あり 金子薫

03月 パレートの誤算 柚月裕子

   探検家とペネロペちゃん 角幡唯介

   マスカレード・ナイト 東野圭吾

04月 エベレストには登らない 角幡唯介

05月 護られなかった者たちへ 中山七里

06月 路(ルウ) 吉田修一

   不協和音 大門剛明

   密やかな結晶 小川洋子

07月 稚児桜 能楽ものがたり 澤田瞳子

   火の山-山猿記 上・下 津島佑子

08月 ツタよ、ツタ 大島真寿美

   翼竜館の宝石商人 高野史緒

09月 どこからお話しましょうか 柳家小三治

   セイレーンの懺悔 中山七里

   玉三郎  勘三郎 海老蔵 平成歌舞伎三十年史 中川右介

   裏表井上ひさし協奏曲  西舘好子

10月 ま・く・ら もひとつ ま・く・ら 柳家小三治

   落語家論 柳家小三治

11月 夜がどれほど暗くても 中山七里

   比ぶ者なき 四神の旗 馳星周

   一億円のさようなら 白石一文

12月 捨てる女 内澤旬子

   雨降る森の犬 馳星周

   〈あの絵〉のまえで 原田マハ 


ライブ、展覧会ともベストを選ぶどろじゃない…です。本も、書かなかったものもあるし…。

2021年はもっと多くの出会いがありますように!