2016年7月18日月曜日

風景:お品書き 7月15日(金)夕食

「お品書き」
金沢で、法事前日に姉たちと食事。姉の尽力で素敵な夕食をいただきました。
食事の前にお庭拝見。雨あがりの緑が美しいお庭でした。


2016年7月12日火曜日

コンサート:「チェロとコントラバス二重奏」 7月9日(土)16:30~

「チェロとコントラバス二重奏」
低音弦楽器の音は、耳に優しく響きます。バッハも神の裁きではなく赦しに聞こえますし、技巧派のバリエールも暖かく聞こえます。
アンコールの曲がいかにも現代的で面白かったです!
また聴かせてね!


2016年7月7日木曜日

映画:「FAKE」 シネマテーク 7月7日(木)12:45~

「FAKE」
ゴーストライター騒動で注目を集めた佐村河内守氏を追ったドキュメンタリー映画。監督が森達也氏ということで、興味を持ちました。
見終った時、観客であるこちらの価値観が大きく作用するというか、判断は常に観客に委ねられているように思いました。勿論監督の誘導は有るわけですが、その誘導自体結構多様な解釈が可能で、それに反発することも可能な作りになっていると思います。
「日本のマスメディアは…?」と言う点だけは、監督の視線がはっきり打ち出されていますが、これは、今年に入ってからの様々な「スキャンダル報道」に対して、多くの人が感じたことでしょう。、2年前も-もっと前から?-同じだったのね…という感じです。TVを見るのが嫌になりそう。
一つの視点から「けしからん」と怒るのではなく、様々な視点をもって事象を見つめなければいけないということだと思います。
この映画は「真実は猫だけが知ってる」ミステリーなのかも?
タバコとか、ケーキとか、電車の音とか、結構小道具が効いている?

2016年7月5日火曜日

舞台:「マクベス」 名古屋市芸術創造センター 7月5日(火)14:00~

「マクベス」
2014年の作品の再演だという事を、プログラムを見て知ったのですが、確かにその折のチラシは覚えていました。その時は、「国盗人」の印象が…だったので東京遠征はパスしたのでした。名古屋公演も有ったのですが、これは…どうしてパスしたのかしら?
ということで、今回はなんとなくチケットゲットしていました。
「国盗人」より面白かったです。一つには「リチャード三世」より「マクベス」という物語が、私の感性に合っているという点があります。「権力欲」を扱っている点では同じなのですが、リチャードが自虐的な想いの下におもちゃを弄ぶように運命を進めるのに対して、マクベスは人格的には真っ当と言うか、逆らえない運命に翻弄さる人であり、リチャードにはなれないがマクベス的な人生は有かも…と思うところがあるのです。
そう思う人は多いようで、「マクベス」の上演機会はとても多い。私自身、「マクベス」は結構観ています。
能舞台のような仕掛けになっていて、そこも面白かったですし、マクベスとマクベス夫人以外を3人がすべて演じるというスタイルもすっきとしてしていて好きでした。舞台美術は衣装も含めて綺麗で、特に降ってくる紅葉葉のような赤の紙片と、終末を感じさせる雪のような細かい白い紙片が印象的でした。
ただ、音楽は「ちょっと待ったぁ!」のところがあったかも…妙に喜劇的にしなくても良いのでは?…個人的な好みですけど。


2016年7月4日月曜日

展覧会:「安西水丸展」 京都えき 7月4日(月)

「安西水丸展」
安西水丸さんの名前を知ったのはいつのことでしょうか。今回様々な装丁・ポスターを拝見し、街のそこここで出会っていたことを知りました。「あの時代」を思うと、ちょっと懐かしく切なくなります。
優しさを運んで下さり有難うございました。

2016年7月3日日曜日

風景:蝉の抜殻 7月2日(土)

蝉の抜殻
今年初めて抜殻発見。でも鳴き声は聞こえてきません、ということは雌だったのかしら?蝉は地上に出てから一週間の命とか。雨模様の雲空が続いていますが、どうか命の夏を生き抜いて下さいね。

風景:キノコ 梅雨?

キノコ
7月1日レモンの植木鉢にこんなキノコが…生えていました。レモンの木だからこの色?
そして一日経った7月2日「かさ」が開きました。一体これはなんというキノコ?


舞台:「コペンハーゲン」 シアタートラム 6月29日(水)13:30~

「コペンハーゲン」
1941年秋、ナチス占領下のコペンハーゲンで、ハイゼンベルクとボーアがどのようなことを話したのか…という芝居です。
登場人物はハイゼンベルクとボーアとボーアの妻マルグレーテ。すでに死んでいる三人がそれぞれの立場・思いでその時を繰り返し語る…。三者三様の親しさ・反感が緊張を持って語られ、時に挟まれるそれぞれの科学的発見が人間的な意味を持って迫ってきます。
個人的にはとても興味深い作品でした。20世紀前半の科学の進歩・発見はすさまじいものだったろうと今でも感じますし、そういう時代を生きた科学者たちの人間性にはとても興味があります。
イギリスらしいセリフ劇。三人の緊密な言葉のやり取りが素晴らしい舞台でした。




展覧会:「声ノマ-全身詩人、吉増剛造展」 東京国立近代美術館 6月29日(水)午前 

「声ノマ-全身詩人、吉増剛造展」
この展覧会は、28日の朝日新聞を読んで俄然興味を魅かれました。これは大変面白い展覧会!
展示されている日記や原稿を読むことはあきらめた方が良いと思うのですが、その量にまず圧倒されます。そして、自作の詩についている注の膨大さ!これも読むことはできないような細かさなのですが、その細かい文字の量に圧倒されます。
流されいる自作朗読(?)のテープ音声、大画面で、またブースの観ることが出来る映像作品(?)…。「全身詩人」という副題に頷くばかりです。
同じ日なら何度も入場できるようですが、確かに、外へ出て頭を冷やしながら再挑戦する価値はあると思います。
残念ながら時間切れ…。もう一度拝見したい展覧会です。名古屋で開催しないかしら??
銅板に打刻された詩


展覧会:「古代ギリシャ-時空を超えた旅-」 東京国立博物館平成館 6月29日(水)午前 

「古代ギリシャ-時空を超えた旅-」
9:30の開館を目指して上野へ。博物館は久しぶり。
新しい入口になっていて、なんと手荷物検査と金属探知機のゲートが出来ていました!
そこを通って平成館へ!
古代ギリシャの作品を時系列に紹介している今回の展覧会。昨年の「黄金展」も思い出しながら楽しみました。古代の象徴的な形からヘレニズム・ローマ時代に向かって、どんどん具体的・リアリズムな表現になっていくのを一度に体感するのは中々面白い経験でした。
今年がオリンピックの年だからと言うわけではないのでしょうが、映像で紹介されいる古代オリンピック競技の様子も面白かったです。幅跳びの時はあんな重りを使うのね。
まだ開幕してから日が浅いせいか静かにゆったり鑑賞することが出来ました。