「FAKE」
ゴーストライター騒動で注目を集めた佐村河内守氏を追ったドキュメンタリー映画。監督が森達也氏ということで、興味を持ちました。
見終った時、観客であるこちらの価値観が大きく作用するというか、判断は常に観客に委ねられているように思いました。勿論監督の誘導は有るわけですが、その誘導自体結構多様な解釈が可能で、それに反発することも可能な作りになっていると思います。
「日本のマスメディアは…?」と言う点だけは、監督の視線がはっきり打ち出されていますが、これは、今年に入ってからの様々な「スキャンダル報道」に対して、多くの人が感じたことでしょう。、2年前も-もっと前から?-同じだったのね…という感じです。TVを見るのが嫌になりそう。
一つの視点から「けしからん」と怒るのではなく、様々な視点をもって事象を見つめなければいけないということだと思います。
この映画は「真実は猫だけが知ってる」ミステリーなのかも?
タバコとか、ケーキとか、電車の音とか、結構小道具が効いている?
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