2012年12月31日月曜日

2012年大晦日

2012年の反省
今年もたくさんの舞台・コンサートに足を運びました。本は残念ながらあまり読めなかった…。来年は、もう少し読書に力を入れたいものです。
初詣に行くかどうかわからないので、取りあえず、東京赤坂見附の豊川稲荷のお狐さまの写真で今年を締めくくりましょう。

映画:「ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ!」名演小劇場 12月29日15:00~

「ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ!」
昼食後、映画を鑑賞。
これはコンクールを目指す子ども達を追ったドキュメンタリー。ローザンヌ国際コンクールは知っていましたが、この「ユース・アメリカ・グランプリ」というコンクールは初めて知りました。
出てくる子ども達ーアラン、ガラ、ジョアン、ミケーラ、レベッカ、ミコ、ジュールスーは、それぞれ個性豊か。子どものみならず親も個性的だし、先生も個性的。それでも暖かい感じがするのは何故か?と思いました。
多分それは「アメリカ」という国が持つ一つの暖かさなんだと思うのです。コンクール自体は、優勝者にプロの道が開かれる権威のあるコンクールだし、この映画が取り上げた子ども達は才能もあり、努力もしている。でも、予選の時から出場者に送られる拍手、保護者たちの見つめる視線、ちょっとギスギスしながらも暖かい。「努力する人、応援します!」「チャンスは誰にでも平等にある!」という姿勢が、アメリカという国なんだと思いました。
それぞれも子ども達について述べたいことは多々ありますが、シエラレオネの孤児院から引き取られたミケーラには、その養父母を含めて、やっぱり涙します。
どの子も、夢をかなえて貰いたい。

Issare shu 昼食会 12月29日

年末恒例の昼食会。今年は、伏見のイタリアンにしました。イタリアンですが、和食のテイストが入ったあっさり味。どのお皿も美味しくただきました。次回は、太陽をいっぱい浴びた野菜のおいしい「夏」に来ようと思います。きっとまた違った美味しさに出会えそう!
写真はデザートの「ル・レクチェ」のコンポート。丸ごとだったので、見事見事!

舞台:「祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~」KERAバージョン 12月26日(水)13:30~

「祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹」KERAバージョン
HPで、3幕4時間10分(休憩時間10分ずつ含む)ということを知ったとき、「これは大変!」と思ったのですが、この舞台、とても面白かったです。長さもなんのその、作品世界にどっぷり浸ることができました。ケラの作品は、良いです!!パンフレットで、山西さんが「大きな世界を描いた作品」と述べられていますが、まさにその通り。「ここではないどこか」に、観客を連れて行ってくれます。
帰り、1月の蜷川バージョンのポスターを見ながら、誰がどの役になるのか??と話し合いました。1月も楽しみです!

SMAPショップ 12月25日夜

SMAPショップへ。
18:40頃赤坂に着いたところ、整理券無しで19:00から入場できる列に並ぶことができました。一昨年は、友人に送ろうと結構いろいろ購入したのですが、今年はシンプルに購入。娘はDVD・CDと重い荷物になりました。




舞台:「五右衛門ロックⅢ」 12月25日(火)14:00~ シアターオーブ

「五右衛門ロックⅢ」
「五右衛門ロック」をゲキシネで観て、これはナマを見に行かねばと、「五右衛門ロックⅡ」に申し込んだのですが、日時の選択を誤ったか、チケットが取れず…涙でした。
今回「Ⅲ」ま満を持してチケットゲット!
新感線らしい、爆裂舞台でした。これでファイナルなの???

ひるがの高原 12月24日昼

用事があって、北の方へ。途中、ひるがの高原SAにて休憩。
天気予報では、「雪」でしたが、到着時は「晴」。
青空の下の雪景色が綺麗でした。夜になると、スキー場のナイター営業の灯りが見えて、幻想的な風景になります。
南国出身の友人は「雪!」と感激しますが、子どもの頃から雪と付き合ってきた身には、「綺麗だけど…」とも思うのです。3か月間付き合うのは…大変なんですよ!(北海道の雪と寒さに比べると、まだ雪だけの本州はましかもしれないけど)

2012年12月22日土曜日

朗読と演奏「月~音楽と朗読ですごす豊かなひととき」5/R HALL 12月17日(月)14:00~

「月~音楽と朗読ですごす豊かなひととき」
朗読:石田麻利子
演奏:パリョーソ(ハーモニカ 続木力 ピアノ 谷川賢作)
プログラム 『山月記』(中島敦)『デューク』(江國香織)

とても豊かなひとときでした。もっと、朗読が聞きたい!そう思いました。

コンサート:「Melodies of Crystal」 練馬文化センター小ホール 12月16日13:30~、18:30~

「Melodies of Crystal」

展覧会:「手の痕跡」 国立西洋美術館 12月16日(日)午前

「手の痕跡」
都美の「メトロポリタン展」に行こうかと思ったのですが、混んでるだろうなぁ…と足がすくみました。そこで、所蔵品を中心とした西洋美術館の展覧へ。
ロダンを中心に展示されていますが、これらの彫刻の持つリアリズムは近代的です。古代やルネサンスの彫刻の持つ開放的でありながら静止した肉体の美しポーズとは異なり、一つのポーズの前・後の物語を感じます。人物の胸像も、ここに到る人生を思わせる。
いかにもドラマを感じさせる作品「接吻」は、お芝居の1シーンのように美しいです。そして、同時に出品された「バルザック像」は、人生・時代の重さを提出しているよう。
所蔵品だからと言って、全部が展示されているわけではないので、ロダンが好きな方、彫刻が好きな方、是非この機会にご覧になってください。

ロダン「接吻」

ブールデル「わが子を捧げる聖母」

そして、ついでに常設展もご覧になることをお勧めします。「お買い上げ」が必ず見るかるハズ。



ドニ「踊る女たち」

舞台:「トロイアの女たち」東京芸術劇場 プレイハウス 12月15日(土)18:00~

「トロイアの女たち」
学生時代、岩波ホールでキャサリン・ヘップバーン主演の映画を見ました。もしかすると、ギリシャ悲劇に触れた最初?色黒映画だったと思うのですが、中々インパクトが有りました。
今回の舞台は、15人のコロスがそれぞれ5人ずつ日本人・ユダヤ人・パレスチナ人となっており、コロスのセリフがすべて3つの言語で繰り返されました。 コロス以外の配役は振り分けられており、これは一人が演じるので、セリフは1回。
その効果も有ったのか、主演のヘカベとコロスの物語と感じました。力強さ、嘆き、怒り、諦め、言葉と心の一体性と乖離、それらすべてが、ヘカベとコロスから生まれていました。
蜷川作品としては、夏の「トロイラスとクレシダ」の続きの話とも取れるのですが、シェイクスピアの持つロマンシズムは、この作品には無い。廃墟に佇む辛さが身に沁みる作品です。

展覧会:「ジョルジュ・ルオー I ♡CIRCOS」 パナソニック汐留ミュージアム 12月15日(土)昼

「ジョルジュ・ルオー I♡CIRCOS」
ルオーを知ったのは大学に入ってから。真正面を向いたキリストの絵が有名。額縁まで塗られた厚塗りが印象的。
この展覧会では、ピエロを描いた絵がたくさん展示されていました。一口に「道化」と言っても、色々種類が有るらしいという事は以前から知っていましたが、この展覧会で、色々知りました。展示会場は広くはありませんでしたが、中々充実した展覧会でした。