2013年12月28日土曜日

2013年を振り返って~ベスト選び~

ブログをチェック、手帳をチェックしてベスト選びを始めましょう。

2013年舞台(24本 30回観劇)
01月「祈りと怪物~蜷川版」コクーン
   「音のいない世界で」新国立劇場小ホール
02月「テイキングサイド」名鉄ホール
03月「三月花形歌舞伎」新橋演舞場
   「演芸」上野鈴本演芸場
04月「おのれナポレオン」東京芸術劇場プレイハウス
   「木の上の軍隊」コクーン
   「ヘンリー四世」さいたま芸術劇場
   「ゴドーは待たれながら」テレピアホール
05月「あかいくらやみ~天狗党幻譚」コクーン
   「 市原悦子朗読とお話の世界」アートピアホール
   「アジア温泉」新国立劇場中ホール
07月「盲導犬」コクーン
   「加賀美山岩藤」歌舞伎座
08月「ジュリアス・シーザー」 (子供のためのシェクスピアカンパニー)愛知県芸術劇場小ホール
   「日本の大人」(ままごと)愛知県芸術劇場小ホール
   「やさしさの万華鏡」HITOMIホール
09月「蝶々夫人」愛知県芸術劇場
   「九月花形歌舞伎-陰陽師」歌舞伎座
   「 ヴェニスの商人」さいたま芸術劇場
   「秋」(朗読)HITOMIホール
10月「MIWA」1回目東京芸術劇場プレイハウス
   「ムサシ」さいたま芸術劇場
   「魔笛」(プラハ歌劇場)愛知県芸術劇場
11月「MIWA」2回目東京芸術劇場プレイハウス
ベスト5(観劇順)
 「ヘンリー四世」
 「あかいくらやみ~天狗党幻譚」
 「蝶々夫人」
 「ヴェニスの商人」
 「MIWA」

2013年コンサート(23公演)
01月「チェロリサイタル」東文化小劇場
   「樫本大進&コンスタンチン・リフシッツ」しらかわホール
02月「小菅優リサイタル」電気文化会館
   「南吉とクライスラー」宗次ホール
03月「フランス音楽のエスプリ」宗次ホール
04月「スチュアート五重奏」宗次ホール
05月「ヒラリー・ハーン」しらかわホール
06月「ヴァイオリンで奏でるオペラファンタジー」宗次ホール
   「弦楽六重奏の夕べ」電気文化会館
   「ドビュッシーとミヨー 弦楽四重奏での邂逅」茗荷谷ラリール
   「タリススコラーズ」しらかわホール
   「加古隆40thアニバーサリーピアノコンサート」しらかわホール
07月「ハイドン・ロンドンセットNo1」しらかわホール
   「バッハ・コレギウム・ジャパン」しらかわホール
08月「酒井淳チェロリサイタル」宗次ホール
   「pue e pue」5/Rホール
09月「京都市交響楽団&沖仁」愛知県芸術劇場コンサートホール
10月「弦楽四重奏の調べに乗せる和と洋の心」渡辺音楽堂
11月「モーツァルトレクイエム弦楽四重奏」汐留ホール
   「マグダレーナ・コジュナ&プリヴァーテ・ムジカ」しらかわホール
   「パーヴォ・ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団」 しらかわホール
12月「Schwingt Freudig Euch Empor」小松川さくらホール
   「ウィーン古典派を愉しむ」宗次ホール
ベスト3(聴いた順)
 「樫本大進&コンスタンチン・リフシッツ」
 「弦楽四重奏の調べに乗せる和と洋の心」
 「パーヴォ・ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団」

映画(20本)
01月「もうひとりのシェイクスピア」伏見ミリオン座
   「ホビット 思いがけない冒険」ミッドランドシネマ
   「ゲキ×シネ 髑髏城の七人」ミッドランドシネマ
02月「レ・ミゼラブル」ミッドランドシネマ
   「二郎は鮨の夢を見る」伏見ミリオン座
   「塀の中のジュリアス・シーザー」名演小劇場
03月「愛、アムール」伏見ミリオン座
05月「相棒XDAY」ピカデリー
   「ハーブ&ドロシー二人からの贈り物」名演小劇場
   「カルテット!~人生のオペラハウス」伏見ミリオン座
   「天使の分け前」伏見ミリオン座
07月「25年目の弦楽四重奏」伏見ミリオン座
   「SHORTPEACE」ミッドランドシネマ
08月「少年H」ピカデリー
09月「キャプテンハーロック」109シネマズ名古屋
10月「人類資金」ミッドランドシネマ
   「そして父になる」ミッドランドシネマ
12月「ハンナ・アーレント」シネマテーク
   「鑑定士と顔のない依頼人」伏見ミリオン座
   「ジ、エクストリーム、スキヤキ」センチュリーシネマ
ベスト3(見た順)
 「二郎は鮨の夢を見る」
 「天使の分け前」
 「ハンナ・アーレント」

展覧会(17展)
02月「クリムト黄金の騎士をめぐる物語」愛知県美術館
03月「エル・グレコ展」東京都美術館
   「丸山応挙展」愛知県美術館
05月「貴婦人と一角獣展」国立新美術館
   「ドラマチック大陸」名古屋ボストン美術館
   「奇跡のクラークコレクション」三菱一号館美術館
   「ラファエロ展」国立西洋美術館
   「プーシキン美術館展」愛知県美術館
   「アントニオ・ロペス展」bunkamuraザ・ミュージアム
06月「レオナルド・ダ・ヴィンチ展天才の肖像」
   「夏目漱石の美術展」
07月「レオ・レオニの絵本の仕事」bunkamuraザ・ミュージアム
   「こねこのぴっち絵本原画展」銀座教文館
10月「中原淳一展」刈谷市美術館
   「レオナール・フジタ-ポーラ美術館コレクションを中心に」 bunkamuraザ・ミュージアム
   「ル・コルビュジエと20世紀美術」国立西洋美術館
 11月「ルオーとモロー聖なるものの継承と変容」パナソニック汐留ミュージアム
ベスト3(観た順)
 「丸山応挙展」
 「貴婦人と一角獣」
 「中原淳一展」

今年は観劇回数が少なかったですね。12月は0回ですし。一番感激したのは「蝶々夫人」だったように思います。オペラですが、「芝居」としてとても面白かったのです。演出が良かったのでしょう。
コンサートは割と多かったように思います。それぞれ個性的なコンサートが多かったです。これは選ぶのに考えました。
映画も興味をそそられる作品が多かったので、3本に絞るのは難しかったです。 「SHORTPEACE」を入れたりして、ベスト5にしたい!とも思ったのですが、分母が20ですからね、泣く泣く(?)切りました。
展覧会はもっと行っているかと思ったら、意外に少なかったです。こちらもビッグネームぞろい。パスした展覧会も結構ありました(ミケランジェロとか)。

ということで、一応今年のベストを選びました。



映画:「ジ、エウクストリーム、スキヤキ」 センチュリーシネマ 12月19日(木)12:45~

「ジ、エクストリーム、スキヤキ」
早く見ないと上演が終了してしまう…と出かけました(センチュリーシネマは水曜日がレディスデイなんですよね)。「鑑定士~」が朝イチでも結構埋まり、次の昼の上映回はびっくりするほどの人出だったのに比べ、こちら「ジ、エクストリーム~」は、6人(!)。
前田司郎の演劇は好き。TVドラマ「お買い物」、映画「生きてるものはいないのか」も中々面白かった。というわけで今回の映画に臨みました。
いやー、これの説明の無さは素晴らしい。折に触れて話題になる「人」はどんな事件(?)に会ったのか不明、冒頭シーンは一体いつのことなのかも不明、会話の中に出てくる様zな事柄もほとんどが中途半端。この「中途半端」は、前田司郎作品ではおなじみですが、普通の映画ではあり得ないことでしょう。
井浦新の表情が面白い。窪塚洋介ってやっぱりカッコイイ。
パンフ、やっぱり買えば良かったかしら???


映画:「鑑定士と顔のない依頼人」 伏見ミリオン座 12月19日(木)09:40~

「鑑定士と顔のない依頼人」
トルナトーレ監督の映画、ということで見に行きました。絵画鑑定士を主人公にしたミステリーなんですが、その犯罪自体は途中で 結構すぐわかる仕組みになっています。それよりも、時間・数字に彩られた「迷宮」がテーマなんだと思います(「プラハ」っていうのはカフカを連想しますよね)。
個人的にはトルナトーレ監督のミステリーはあまり好みじゃなのです。「記憶の扉」も「題名のない子守唄」も結構辛かった。
やっぱり家族や愛を題材にした「ニュー・シネマ・パラダイス」や「海の上のピアニスト」や「シチリア!シチリア!」が好きです。


映画:「ハンナ・アーレント」 12月9日(月)13:00~ シネマテーク

「ハンア・アーレント」
「ローザ・ルクセンブルク」を見たのは、20年以上前。でも強烈な印象を感じました。1900年という世紀の節目、寒い空の下、自分の信念を貫く姿は、美しくもありまた苦しいものでした。
同じ監督。女優が作ったのが「ハンナ・アーレント」です。
ユダヤ人のハンアがイスラエルで行われたナチのアイヒマンの裁判を傍聴し記事を書いたことを中心にした作りになっています。「凡庸な悪」を唱える彼女に、ほとんどの友人のユダヤ人が反対意見を述べるうえ、世論のほとんども彼女を糾弾するというくだりが凄い。
ここには、実際に被害を受けた当事者が気持ちの折り合いをつけるために「絶対的悪を体現するモノを罰すること」を求める気持と、起こった事象を客観的・科学的に分析しようとする視点の擦れ違いがある。この二つの見方は、決して交わることは無く、折り合うことはできない。
そして、「凡庸な悪」とは、誰もが「悪」になることを意味し、それは映画の登場人物のみならず、観客である私達に付きつけられる問題でもある。
この映画がどこまでノンフィクションなのかは知りませんが、最後の講義のところで、古い友人が「君は傲慢な人だ」と言って去っていくシーンは、普通の所謂「ヒューマンドラマ」なら「やっと君の意見を理解することができた」と和解するところ。でも、そうはならず、マンハッタンの夜の闇の中で孤独に思考し続ける彼女の姿は「美しくまたあまりにも苦しく辛い」のもでした。


金沢・富山へ 12月7日8日

金沢
久しぶりに叔母たち、そして同い年の従妹と女子会。大友楼の美味しいお弁当を用意してくださいました。
懐かしい話の花が咲き、瞬く内の5時間(!)でした。美人で有名だった(今も美魔女)従妹も春にはおばあちゃんになるそうです。時の経つのは速いものです。田舎の祖父母の家でかくれんぼをしたり、お互いの家のお泊りでは「我が家とは違うルール」に戸惑ったり羨んだり。私が一番羨ましかったのは、子供向けの世界文学全集が揃っていたこと。あそこで読んだ『クオレ』『ヴィーチャと学校友達』は今でも覚えています。

夜は合流した息子夫婦とお寿司へ。う~ん、冬の味覚はス・テ・キ!

8日
朝近江町市場へ。お休みのお店も多いのですが、シーズンとあって「蟹・かに・カニ」の大パレード。なかなか見事な眺めでした。
蟹は料理が大変なので、代わり映えはしませんが鰻のかば焼きを手土産に富山へ。皆元気そうで何よりです。




コンサート:「ウィーン古典派を愉しむ」 宗次ホール 12月5日(木)19:00~

「ウィーン古典派を愉しむ」
プログラム
ハイドン:ロンドン・トリオ 第1 番 ハ長調[フルート&ヴァイオリン&チェロ]
ベートーヴェン:セレナーデ 作品25[フルート&ヴァイオリン&ヴィオラ]
シュペルガー:コントラバス四重奏曲 ニ長調[コントラバス&フルート&ヴィオラ&チェロ]
モーツァルト:フルート四重奏曲 ニ長調 K.285[フルート&ヴァイオリン&ヴィオラ&チェロ]


冬の京都一乗寺 「恵文社一乗寺店」「つばめ」12月3日

「恵文社一乗寺店」
昔から色々噂を聞いている本屋さん。一度訪問したかった!今回お天気も良く友人と訪ねることができました。
これは!京都でしかありえない本屋さんかも…。取りあえず私が住居している名古屋では無理でしょう。商売になりません。水声社の本を店頭で見たのは初めてかも?というように、書評雑誌等で紹介されいる小さな出版社の本がずらりと並んでいるのです。保育社のカラー文庫が雑多に積み上げられているのもびっくり。新刊本を扱う都会の本屋さんではお目にかかれません。
本棚・平台、すべてが古いもののリサイクルユーズ。特に平台になっている机や展示に使っている飾り棚は、もう風情でまくりです。そして思うのです「京都以外ではあり得ない」と。この本屋さんを利用するお客の存在があってこその本屋さんです。

「つばめ」
このカフェも京都ならではのカフェ。町家を改装したオープンキッチンのお店ですが、選ばれた家具にまず目がいきます。これは名古屋ではあり得ない!町家を改装したカフェは名古屋でもありますが、この机やいすのセレクトでおしゃれで居心地良い空気感を出すのは、京都ならではと思うのです。名古屋にもこれに近いお店は有りますが、どうしても「安っぽい」というか「貧乏くさいか…もう少しなんとかならんか?」という気分になるのです。これは「お店の人 」にも左右されるのでしょうか?
とても美味しい定食でした。写真を撮るのを忘れたのが残念!



コンサート:「Schwingt Freudig Euch Empor」 小松川さくらホール 12月1日(土) 14:00~

「Schwingt Freudig Euch Empor」
ゲーム「ゼノギアス」のコンサート。アマ・プロ混合の幻樂団ですが、昨年より上手でした。ゼノギアスらしさもあり、聴衆は皆集中して聞き入っていた感じ。ピアノも効果的に入り、中々面白い演奏会でした。また、違うゲームの演奏会も楽しみにしています。