2015年11月25日水曜日

映画:「FOUJITA」 センチュリーシネマ 11月25日(水)12:50~

「FUOJITA」
ここ数年、藤田嗣治の展覧会を何回か見ています。一番最近は、近代美術館所蔵全作品展。このフジタを描いた映画。
映像はとても綺麗で印象的。パリ時代のフジタも面白いですが、やはり戦争画を描いた戦時中のフジタの描かれ方に興味を持ちました。「一世を風靡した作風の次の段階 」を模索する中で、戦争画と出会ったことが、フジタにどんな意味を持っていたのか?それに一つの回答を与えているように思われました。芸術家って-研究者のそうですけど-、やはり因果な商売です。
他のブロガーの方も書かれていますが、最後の方の「キツネ」はいらないような…気がします。うすぼんやりとした霧で表現された方が、より味わい深いのでは?と思いました。
この映画を深く理解するのは、様々な西洋絵画-だけじゃない、日本の水墨画なんかも-を知っている方が面白いでしょうし、戦争画の背景を知っていると、事実と表現のギャップを感じることも出来ると思います。
その意味では、絵の教養に頼る作品かも知れません。
音楽もとても素敵です。予告の時とは違う音楽?-予告を観た時の記憶違いかしら-。あまり音楽が多用されず、映像でせまる映画です。





おはなし:創作のおはなしの語り 11月25日(水)午前

本日午前は、東海地区のリーディングヒッター2人の語りを聞きに行きました。
「小さな赤いセーター」「おしゃべりはだいきらい」、この二つの創作物語は、初めての出会い、何回目かの出会いのストーリーテリングでしたが、どちらもとても印象的でした。
勿論、昔話もくっきりとしたイメージが伝わる素敵なおはなし会でした。このおhなし会が、これからも長く続きますように!


2015年11月18日水曜日

展覧会:「国宝源氏物語絵巻 全点一挙公開」 徳川美術館 11月18日(水)午後

「国宝源氏物語絵巻 全点一挙公開」
毎年秋には何点か公開されているのですが、今年は開館80周年記念ということで、徳川美術館と五島美術館のものが全点公開されました。同時に江戸時代から現代までの「模写」の展示されています。
国宝の絵巻自体の絵は、かなり古いというか損傷が激しいので「一回観れば」とも思うのですが-書道の心得の有る方は別として-、過去様々な時代に「源氏物語」をどのように理解してきたのかが判ると、源氏物語という作品が持つ世界の広がりを感じました。また、模写も時代によって様々で、イメージを大事にした昭和の作品、科学的な分析を経て書かれた平成の作品、そして、藝大によって行われた現状模写を観ると、この絵巻の持つ歴史的価値と共に絵画としての価値の重みを感じます。
雨の中、「琳派」程ではありませんが、多くの来場者を迎えています。会期が短いので、もし興味がおありなら、是非。古典の世界の奥深さを感じます。


展覧会:「琳派誕生400年記念 琳派 京を彩る」 京都国立博物館 11月17日(火)夕方

「琳派誕生400年 琳派 京を彩る」
琳派は好き。特に江戸琳派が好きなんですが、「風神雷神図」は、やっぱり宗達のが一番。今回が入替が色々あるので、「風神雷神」は、宗達と抱一を見ました。抱一の「夏秋草図」も見ることが出来ましたし、根津美術館で観た其一の屏風も展示されていました。ほとんどは国内に有る作品なので、頑張ればなんとか鑑賞できるのですが、やっぱり一同に会するというか、いっぺんに観ると圧巻です。


展覧会:「フェルメールとレンブラント:17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち-世界劇場の女性-」 京都市美術館 11月17日(火)午前

「フェルメールとレンブラント:17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち-世界劇場の女性-」
フェルメールには興味はないのですが、レンブラントは好き。という事で、京都の用事にかこつけて展覧会へ行きました。今回の「お買い上げ」は2点です。


レンブラント当然として、もう一点は、カレル・ファブリティウスの作品。2012年のマウリッツハイス展覧会の時「青いターバンの少女」とともに観た「ごしきひわ」がとっても好きでした!




2015年11月15日日曜日

舞台:「ヴェローナの二紳士」 穂の国豊橋芸術劇場主ホール 11月15日(日)13:00~

「ヴェローナの二紳士」
9月・10月上京が続いたので、今回のシェイクスピアシリーズは豊橋で。
かなりのコメディ作りでしょうか?「登場人物みな可笑し」というか、偏った人々ばかりです。大きなドラマの有る作品ではないので、ちょっとした行き違い・思惑外れの面白さを感じさせてくれました。でも、「小粒」っていう感じが…したかも。
シュエイクスピアシリーズも残すところ6作品。次は???





2015年11月11日水曜日

風景:ガーデニング

玄関前のハイビスカスがまだ咲いています。そろそろ来シーズン向けて剪定しなくてはいけないのですが、花が咲いているとどうしても…です。優しい花びらが気持ちを和ませてくれます。

こちらは、公園の一角で勝手に作っている花壇。今朝びっくり事件が!
写真中央のシクラメンと同じ種類のシクラメンを3株植えていたのですが、なんと、2株が抜かれたいる…!それも右側2株…形が悪いでしょう!抜いたってすぐわかるじゃん!が~ん!!!数年前にも玄関前のプランターからビオラを1株抜かれたことがあり、「花泥棒」って本当にいるんだと思ったのですが、今回はかなり悪質なような気がしました。
まぁ、仕方がないので、色味の似ているシクラメンを2株即購入し、左に残った1株を中央に移し、両脇に新しい2株を植えました。
実は、このスペース、シクラメンがメインじゃなくチューリップの球根を植えたスペースだったのです。ことろが、形と大きさがマッチしたのか、野良ネコのお便所になってしまい…。それを避けるためにシクラメンを植えました。
公園で遊ぶ親子や子ども達の目を楽しませることが出来たら-本当は私が花を見るのが楽しみなだけ?-と思っています。今日のシクラメンが長生きできますように!そして、抜かれたシクラメンもどこかで花を咲かせていますように。






2015年11月10日火曜日

展覧会:「英国の見た夢 ラファエル前派展-リバプール国立美術館所蔵」 11月10日(火)午後

「英国の見た夢 ラファエル前派展」
ラファエル前派は、学生時代から好き。そして、日本人にとっても人気。という事で、3年に一度は展覧会が有ります。
今回は、ラファエル前派だけでなく、その前後の時代の作品も展示されていて、19世紀末から20世紀初頭の英国絵画の傾向が読み取れます。
しかし、何度も観た絵が…有るような気が…する…。区別をつけるのは難しいのですけど。
この後東京でも開催されますが、名古屋会場は空いていて、気持ちよく見ることが出来ました。
ジョン・エヴァレット・ミレイ「ブラック・ブランズウィッカーズの兵士」
アルバート・ジョゼフ・ムーア「夏の夢」
ムーアは、唯美主義の画家。三菱一号館で作品を観ました。あの時の音声ガイドは、音楽が素敵でした。今回の音声ガイドは、本当に「ガイド」ちょっと残念。「モネ展」も「プラド展」も「黄金伝説」も、ガイドについている音楽が面白かったのです。こういうちょっとした工夫って、大事ですよね。







映画:「ギャラクシー街道」 ミッドランドスクエアシネマ 11月10日(火)9:45~

「ギャラクシー街道」
三谷幸喜にハマっていたのは…かなり前。TVドラマ「王様のレストラン」や「古畑」を見て、映画「ラヂオの時間」「みんなの家」にも家族全員で行きました。舞台作品も足を運んでいたのですが、いつごろからか、なんとなく「合わないかも…」となっていきました。特に舞台は観ることは見るのですが見終った後なんとなく悔しくなることが…。ということで、映画も2本でストップしていました。
今回はどうしようか迷ったのですが、チャレンジ!
 スチュエーションコメディっぽい作品なのでしょうが、なんとなく「ガラン」としている感じが…ずっとします。画面がうめられていないというか、いかにも作り物というか…。さびれたハンバーガーショップという設定なので、それはそれでありなのか?
一つ一つの設定はそれなりに面白いのですが、上手く繋がっていかないというか…。
豪華キャストなので、とにかく残念!
「銀河ヒッチハイク・ガイド」(観ていません、読んでいません)を思わせる題名ですが…、そのあたりはどうなんでしょうか?さびれた場所ってことでは「バクダッド・カフェ」なんかも思い出しましたが、あの濃密な感じが、この映画では…でした。
 この公開に合せてTVで放映された「清州会議」は面白っ方ですけど、やはり多くのモブが出ていることで作られるリアリティが画面に厚みを作るのか???
と、色々考えました。


2015年11月8日日曜日

コンサート:「マリア・ジョアン・ピリス&アントニオ・メネセス デュオ・リサイタル」 愛知県芸術劇場 11月5日(木)18:45~

「マリア・ジョアン・ピリス&アントニオ・メネセス デュオリサイタル」
プログラム
ベートーヴェン:ピアノとチェロのためのソナタ第2番
ベートーヴェン:ピアノソナタ第32番
バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番
ベートーヴェン:ピアノとチェロのためのソナタ第3番
アンコール ショパン:チェロソナタ第3楽章

円熟の演奏会。ベートーヴェンの響きを存分に楽しみました。第3番は、交響曲的な作りで、二つの楽器なのに音の厚み・音楽的広がり会場中に広がりました。また、聴きたいです。


展覧会:「ジョルジュ・ルオー展」 出光美術館 11月4日(水)午後

「ジョルジュ・ルオー展」
ルオーは日本で人気のある画家です。今回の展覧会では「ミセレーレ」と「受難」が素晴らしいと思います。でも、残念ながら「ミセレーレ」は前期・後期に分けての展示。う~ん、最近こういう展示多くない?2回行かなきゃならないし、連作の展示分けは、全体像が見えにくい…と思うのです。素晴らしい作品だけに一挙公開して、その世界を一体でうえkとめられるようにしてほしいと思ってしまうのでした。12月にもう一度見られるかしら???



展覧会:「黄金伝説展」 国立西洋美術館 11月4日(水)午前

「黄金伝説展」
とにかく「キンキラ」。会場中、金で埋め尽くされています。そして、その精巧な作りにびっくり。ギリシャ神話の時代から、「金」は一番重要なアイテムなんですね。ヨーロッパの源泉を見たという感じです。
エトルリアの粒金細工は、その精密さが素晴らしい。職人技と化学の粋という感じ。ローマ時代にかなり溶かされちゃったのかと思うと…です。
絵画とはまた別の感慨を持つ展覧会です。




展覧会:「ゴーギャンとポン=タヴァンの画家たち展」 パナソニック汐留ミュージアム 11月3日(火・祝)夕方


モーリス・ドニ「小舟のブルターニュの女性」

ポール・セリュジエ「呪文或いは聖なる森」
「ゴーギャンとポン=タヴァンの画家たち展」
夜の待ち合わせまでに時間が出来たので、汐留ミュージアムへ。
これは好きな世界。ナビ派の画家の絵が結構見られて嬉しい!ゆっくりじっくり見ました。


コンサート:「G・フォーレ3つの一番」 汐留ホール 11月3日(火・祝)14:30~

「G・フォーレ3つの一番」
プログラム

ヴァイオリンソナタ1番
チェロソナタ1番
ピアノ四重奏1番

響の違いを感じるコンサートでした。ピアノ四重奏は中々聴くチャンスが無い曲。また、色々聞かせて欲しいと思いました。


風景:富士山 11月3日午前

富士山
雨あがりの富士山は…?と期待していました。う~ん、ちょっと時間が遅かったか!
新富士駅あたりで半分以上隠れてしまいました。小田原では「富士山の形の雲」になってしまい…残念。
ちなみに4日の帰りは綺麗見えていましたが、席が海側だったので写真は撮りませんでした。
富士山、またね!