「洋人奏楽図屏風と大航海時代」
学生時代に南蛮絵を教えて貰いました、実物を目にする機会が無かったので、今回初めてご対面となりました。会期中に入替が有ったので、左隻しか見られなくて残念!前半にも行くべきでした。
小型の屏風ですが、丁寧に描かれています。また、屏風というのは、その凸凹が効果を上げるものなので、写真ではなく、やはりちゃんと立てられて展示を見るとその面白さがよく判ります。
でも、「屏風」という形式は もはや日本では(世界でも)実用的な美術じゃなくなっています。掛け軸も危ういですが、まだ「和室」は存在しますから、なんとか「床の間」も…です。でも、屏風を広げられる座敷は…文化財指定の旧家、もしくはお寺にしかない…です。保存も考えると、美術館でしかお目にかかれない美術品になっているのでしょうか。なんだか残念…です。
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