「アテネのタイモン」
吉田鋼太郎さんが演出となって初めてのシェイクスピアシリーズ。
色々変わったことも有ったとは思いますが、シェイクスピア劇の持つ時代を超えた普遍性は伝わります。
時にコミックな場面も作られているのですが、本筋は悲劇性だと思います。 ただ、その悲劇を生むのが、いわゆる普遍的価値ではなく金だというところがこの作品を「問題劇」に分類するゆえんでしょうか。
ハラハラと落ちる借金の赤紙と照明がきれいでした。でもなんで音楽が「鳥の歌」?
あと、とても残念だったのは観客。私の後ろの席の方は、居間でTVを見ているかのように小声で」反応…される…。 笑うポイントじゃないのにごひいきが登場すると「うふふ」と反応なさる…。シェイクスピアシリーズでは、オールメールの喜劇の時はその傾向がありましたが、最近ではあまりなかったので、ちょっとがっかり。やっぱり静かに観劇しましょう…ね…。
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