2021年2月17日水曜日

本:『雲を紡ぐ』伊吹有喜(文藝春秋)

『雲を紡ぐ」伊吹有喜(文藝春秋)
出だしはちょっとしんどいかも…です。でも「手仕事」に没頭する様子はとても共感できます。腰帯には「分かり合えない母と娘」と書かれていますが、どっちかっていうと「父と娘」「父と息子」ではないかしら。ホームスパンという独特の布地が時を超えて風景を紡ぎ出す様子は美しいです。「子供と過ごす時間は案外、短い」という言葉の重さを実感する今日この頃です。

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