2021年3月27日土曜日

本:『赤い砂を蹴る』石原燃(文藝春秋)

『赤い砂を蹴る』石原燃(文藝春秋)
芥川賞候補作。そして作者は、太宰治の孫で津島佑子の娘ということで有名。面白い作品だと思いますが、構成をもう少し読み易くしてもらえると…と思いました。劇作家だからでしょうか、登場人物のセリフは深みがありとても良いと思うのです。でも、小説って、セリフだけで物語が進むわけじゃないですよね。組み立てというか客観的な視線というか、そこがちょっと弱いというか、読み手が混乱するところを感じました。題材的にも、この作者はもっと書けるはず。期待したい。

風景:ムスカリ

ムスカリ
花壇の縁を彩るムスカリが満開。綺麗な紫色を楽しめます。

風景:スズラン水仙

スズラン水仙
もう何年も植えっぱなしのスズラン水仙。今年も綺麗な花を咲かせてくれました。

風景:スミレ

スミレ
道端で咲くスミレ。我が家の植木鉢にも咲きました。とても好きな花です。勝手に増えているところもありますが、狙って育てるのは結構難しい。

風景:桜

近所の学校の門の近くの桜。春休みに入ってから咲き出しました。そろそろ満開でしょうか。近年は、入学式では満開の桜とは行きません。そして、卒業式には…まだ蕾…。でも、北の国では今から桜の季節です。きっとどこかで「入学おめでとう」と咲き誇ることでしょう。そして入学式を彩る「花」が、また新しく咲きだすことでしょう。

2021年3月25日木曜日

本:『総理の夫』原田マハ(実業之日本社文庫)

『総理の夫』原田マハ(実業之日本社文庫)
この秋映画になるとの物語。若干「登場人物が類型的」&「トントン拍子物語」ですが、「日記」というスタイルで書かれているのが面白いです。日記文学というのは、日本では平安時代より歴史がありますからね(勿論世界的にも多くの名作日記がありますよね)。表紙の絵が猪熊弦一郎さんというセレクトが、原田マハらしい。新装版も出ているようですが、同じく猪熊さんの絵で違うものになっているようです。

本:『モダン』原田マハ(文藝春秋)

『モダン』原田マハ(文藝春秋)
12月に読んだ『<あの絵>の前で』と同じく「絵画」が物語を進める5つの短編集‐ってこの本の方が先に出版されてます-。ニューヨーク近代美術館MoMAを舞台していますが、好きな作家であるワイエスの絵が主題となる「中断された展覧会の記憶」は、色々な意味で心をざわめかせる物語です。でも、一番好きなのは「ロックフェラーギャラリーの幽霊」でしょうか。公共美術館MoMAらしい物語です。

風景:ラズベリーの花

ラズベリーの花
植木鉢で育ているラズベリー、今年も花が咲きました。上手く実ると良いのですが…「苺泥棒」にも気を付けなければ!

2021年3月18日木曜日

風景:椿

椿
年末からお正月にかけて咲くはずだった白侘助は、蕾のうちに鳥につつかれ花を見ることができませんでした。遅咲きのこのちょっと黒っぽい赤い椿はこれから開花。さすがに鳥につつかれることは無いようです。

風景:仏の座

仏の座
ホトケノザと書くべきでしょうか。春の七草のひとつですよね。花壇の中に生えてきたのですが、可愛らしい花に免じて抜いていません。園芸植物であるビオラより遅く芽を出し、そして早く生長します。蜜が有るらしくハナアブが飛んできました。

風景:アネモネ

アネモネ
風が吹くを花弁が散ってしまいそうなアネモネ。ギリシア神話でも語られる儚いそうな花です。色々な色がありますが、どの色も冴え冴えとしています。

風景:花壇の縁取り スプリングスターフラワー&ムスカリ

スプリングスターフラワー&ムスカリ
暖かい日差しを浴びて、花壇の縁を彩ってます。

風景:土筆

土筆
畑の土手や、線路わきにたくさんの土筆を見ることができますが、街中では中々見つけられません。ほんのひと時顔をだす土筆さん、今年も宜しく!

風景:シデコブシ

シデコブシ
モクレンに似ていますが、小ぶりで花弁がしっかり開きます-花びらではなないかも-。うっすらピンクに縁どられているのも素敵。野生のものは限られた場所にしかないそうですが、公園にはたくさんのシデコブシが咲いています。

風景:ユキヤナギとレンギョウ

ユキヤナギとレンギョウ
春の公園を縁取る白と黄色です。どちらも気持ちを明るくしてくれます。ドイツで暮らしていた時、レンギョウの黄色は長い冬の終わりを知らせてくれた花でした。遠い昔のことです。

風景:河津桜

河津桜
早咲きで知られる河津桜。名古屋ではある駅前に1本あります。もう咲いているだろうと思ったら、満開を過ぎそうな勢いです。濃いピンクに乙女を感じます。写真の日は曇っていたのが残念!

2021年3月11日木曜日

風景:公園の花

公園の花
木瓜が満開です。そして下草で生えているのはタンポポの仲間。黄色い花がいかにも春らしいです。

風景:これの花の名前は?

これは…なんの花?
これは…なんの花?散歩中に遭遇する植え込みにあります。木ですよね?とがった葉っぱの中から沢山の蕾を付けた茎が冬の間にすっくと伸びました。そして先週あたりから一つ二つ蕾が開き始めています。蘭の仲間かしら?

風景:モクレン

モクレン
青空が綺麗な昼。散歩中にこんなきれいな白モクレンを見つけました。素敵!

2021年3月9日火曜日

本:『たそがれてゆく子さん』伊藤比呂美(中央公論社)

『たそがれてゆく子さん』伊藤比呂美(中央公論社)
私にとって、伊藤比呂美は同世代を代表するアイドルです。彼女の作品には同世代としてとても惹かれます。でも作品自体はそんなに読んでないかも…難しいし。新聞や雑誌の短文を読むと「そうそう」と思うのです。といことでこの作品ですが、やっぱり共感ですよね。そして「自由」について考えました。

本:『結婚』橋本治(集英社)

『結婚』橋本治(集英社)
橋本治の作品は面白い。この本は2014年出版の本ですが、21世紀に入ってからの「結婚」が抱える問題をとても的確に描いています。現在巷で騒がれていることを、既に書いてたんだぁ!という驚きとともに、それをきっちり分かり易くかみ砕いて読者に提示してくれるのです。私の周りにも多くの「結婚しない女・男」がいます。P239に書かれている「どう生きるの」「人生を考えること」「結婚なんかしなくても生きていける」「結婚に関するアマチュア」という多くの言葉は、それぞれ重みがありますが、中でも「結婚に関するアマチュア」という言葉は身に沁みますね。

2021年3月3日水曜日

風景:ムスカリ

ムスカリ
花壇で咲き出しました。むっくりした形がカワイイ!

風景:梅

白梅と紅梅。2月の中旬からぱっと咲き始めました。近くの公園で咲いているのをパチリ。紅梅はもう終わり掛けです。