2024年4月14日日曜日
舞台:「リア王」刈谷市総合文化センター大ホール 4月13日(土)18:00~
リア王
シェイクスピア作品の中では、ホームドラマというか、一番身につまされる作品かもしれません。若いころはコーデリアがかわいそうと思っていましたが、段々歳をとってくると自分勝手と思っていた姉たちや、老人らしい頑固さのあるリアの気持ちが…わかってくる…。今回の舞台は現代的な装置も相まって、そんな気持ちが特に強くなりました。段田さんのファン-夢眠社ラスト公演を観た時から―ですが、彼のもつ愛嬌でしょうか、単に自分勝手で周りを慮らない老人ではなく、その愛らしさが悲しみになるところが素敵でした。観客である自分も、見る時を経ると登場人物の誰に肩入れするか…変わってくるものですね。そういう変化に耐える「名作戯曲」です。また、誰かのリアに出合いたい。
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