2024年8月6日火曜日

舞台:夏休み文楽特別公演 第2部「生写朝顔話」 第3部「女殺油地獄」 国立文楽劇場 8月3日(土)13:30~ 18:00~

「生写朝顔話」「女殺油地獄」
猛暑の中、大阪へ。「生写朝顔話」は初めて見る作品。名作劇場となっているので、文楽を見慣れている方はよくご存じの作品なのでしょう。物語の印象は「これは昔話だぁ」です。娘深雪は、ただ泣いているだけ、男は格好つけてるだけ…。元祖すれ違い恋物語らしいですが、チャリ場もあり、エンターテイメントとして楽しく見ることができます。妙な「業」も無いので、義太夫・三味線、そして人形遣いの面白さを堪能。それに対して「女殺油地獄」は、「業」と「社会派」を感じます。歌舞伎でも拝見したことがありますが、主人公与兵衛の無計画な生き方は、現代でも三面記事で見ることがあるようで…辛くなりますよね。油で滑るところは、人形がつつーと動き、リアルを越えたリアルがあります。また観たいと思いました。「文楽」の鑑賞も回を重ねることで、その楽しさが少しづつ判ってきているように思います。次は11月!!

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