「ブリューゲルの動く絵」
ブリューゲルは大学時代しっかり講義を聞かされた画家。題材になった絵はウィーンにあるので見たことはないのですが、取りあえず映画を見ることにしました。まず主人が先に見に行ったのですが、彼の感想は「風車が凄かった」…。それって、谷川俊太郎の「城が凄かったよねぇ」という「ハウルの動く城」感想と同じ???(主人はウィーンでこの絵を見たことがあるハズ)なんだか怖くなってきたぞ…。
絵画論的にはとても面白い映画ですが、描かれた当時のオランダとスペインの関係とか、絵画の主題であるキリストの受難とか、宗教画を書くときのお約束-依頼人との関係も含めて-とか、そういう知識がないと結構眠くなるかも…。映像は確かに凄いのですが、「ストーリー」というものを追いかける映画では無いのです。こういう映画を撮ろうというその一点で感嘆すべきなのかもしれません。
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