2012年3月12日月曜日

舞台:「テトラポット」ままごと あうるすぽっとホール 3月3日(土)19:00~

「テトラポット」(ままごと)
昨年名古屋で観た「わが星」はとても面白かったので、柴幸男に再度チャレンジすることにしました。
今回の作品は北九州芸術劇場プロデュース公演とのことで、セットもかなり大掛かりなものでした。話は、「わが星」と同じように時空が少しずつずれて表現されるといったもので、最後にすべてがひとつにまとまるという形式。この表現は多分好きなんですよね。ちょっとずつずれる、ちょっとずつ重なる、始まりと終わり、行為と思いが重なるずれる、この繰り返しです。今回は「震災」も意識されている作りだったのですが、それよりも、個人的には萩尾望都の世界との類似性をとても強く感じました。螺旋とうか渦というか、ぐるぐる回りの世界の中での自分や世界の存在を考えるというスタイルなんです。こういう思考の中から「何か」を掴み取りたいと願う。
九州の役者さんが多かったようですが、その方言もなかなか面白かったです。しばらくままごとを追いかけてみようと思いました。

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