2012年5月2日水曜日

映画:「ル・アーヴルの靴みがき」 シネマテーク 5月1日14:50~

「ル・アーヴルの靴みがき」
2本目はこの映画。映画の日のせいか、はたまたアキ・カウリスマキ監督の人気なのか、満席でした!
ヨーロッパ映画らしいゴツゴツ感がある作品ですが、なかなか面白かったです。出てくるご年配の方々は「いかにも」なんですよね。主人公や刑事は勿論、個人的には密告者と八百屋の主人、カレーの収容所のアフリカ系の人達が面白かったです。こういういびつで多彩な人物がさりげなく出てくるのがヨーロッパ映画の面白さだと思う-ハリウッド映画のわき役の方達は確かに上手いのだけどさりげなさがないからなぁ-。
先日TVに「テルマエ・ロマエ」の原作者やまざきまりが出演していて「私の中の“平たい顔族”は平均年齢80才以上方々ばっかりだったので、そういう方を集めるのが大変だったと思います」と述べておられましたが、それと同じように、この映画に出てくる市井の人々は面白かったです。こういう人間観察が面白いのか??
以前見た「君を想って海をゆく」が悲しい現実の難民というなら、この映画に出てくる難民は、確かに奇跡を起こす救世主であり、この映画自体はファンタジーなんでしょう。でも暖かい気持ちになれ、嬉しかったです。

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