2018年4月19日木曜日

本:『ゴースト』中島京子(朝日新聞出版)

『ゴースト』
7編の幽霊譚。「ミシンの履歴」がいちばん好きです。
京都の古道具屋さんを覗くのはとても楽しいです。美術館や博物館にある由緒正しい道具はもちろん素敵ですが、実家の納戸に眠っていたり、古物商で手に取ることができる道具も、暖かかったり冷たかったり、様々な「歴史」を感じます。
この連作は、ちょっと固い文章でつづられていますが、中島さんらしい「懐かしい読書の歴史」を感じます。それも私と似通った、と思ってしまいまいます。




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