2022年6月1日水曜日

本:『新しい星』彩瀬まる(文藝春秋)

『新しい星』彩瀬まる(文藝春秋)
文章は上手です。短編連作ということもあり、サクサク読めました。表現もとても上手いと思うのですが、「物語」に必然を感じることができない。登場人物もそれなりに面白いのに、なぜか作り物めいているというか(小説はつくりものですけど)、相互の関係にリアリティを感じることが出来ない、奥行きを感じることができない。文章は手なので、次回作に期待です!

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