2022年8月29日月曜日

展覧会:「もしも猫展」名古屋市博物館 8月17日(水)昼

「もしも猫展」
博物館所蔵の浮世絵を中心とした展覧会。浮世絵は小さいというか鑑賞するのは結構疲れます。でも今回は動物が主体の絵なので気楽に眺めることが出来ました。個人的には「雀」の絵が面白いと思ってます。できれば、手は羽で描かれていたらもっと好き!猫たちは自由気ままで、その姿は麗しいです。会期末でしたがそれほど混んでなくて自由に楽しめました。

2022年8月27日土曜日

本:『少年と犬』馳星周(文藝春秋)

『少年と犬』馳星周(文藝春秋)
去年読みそこなったので…。今回はサクッと借りることが出来ました。そして一晩で読み終えました。うう…泣ける連作です。私は犬と暮らしたことがないのですが、犬を飼っている人必読の書です。NHKでドラマ化して欲しい(ライトな話ではないので)。

本:『黒牢城』米澤穂信(KADOKAWA)

『黒牢城』米澤穂信(KADOKAWA)
図書館で半年待ちました。今も多数の予約がかかっています。有岡城の戦い時を舞台にしたミステリー。歴史小説の形をとっていますが、やっぱりミステリーでしょうね。一つの謎が解かれるとまら新たな謎が…そして一人また一人消えていく…。そしてそれらがつながった時!頑張って読みましたが、結構読みづらいところもありました。サクサクとは読めないのは、多分、登場人物の語りが歴史小説風だからか?と思ったりします。最近のライトノベルに慣れていると時間がかかりました。すみません。また、頑張ります!

展覧会:「自然を創る 新野洋 西澤伊智朗」ヤマザキマザック美術館 8月24日(水)昼

「自然を創る」
みずみずしく繊細な新野作品と、大地からにょっきりと現れたかのような素朴な西澤作品。その組み合わせが心にざわめきと共に静けさをもたらします。会場の隅で時の流れるのを忘れてひっそりと佇んでいることの誘惑にかられました。現代を生きる私たちに現代のアートが語り掛けてきます。不思議な空間でした。

2022年8月15日月曜日

本:『猿之助、比叡山の千日回峰行者を訪ねる』市川猿之助 光永圓道(春秋社)

『猿之助、比叡山に千日回峰行者を訪ねる』
対談の本ですが、結構難しいです。そして、阿闍梨といえども「現代日本を生きている」ということを感じる本です。ある意味、歌舞伎役者・猿之助のモノの見方の方が複雑で特殊に感じたりします。そこが面白い本です。

2022年8月12日金曜日

風景:天使の海老のフライ

天使の海老のフライ
先週の上京の折の昼食でいただきました。久しぶりの銀座での昼食。素敵なお店で素敵なお料理。お店の一押しメニュー、天使の海老のフライです。他のお料理もとっても美味しかったです!

本:『シャルロットの憂鬱』『シャルロットのアルバイト』近藤史恵(光文社)

『シャルロットの憂鬱』『シャルロットのアルバイト』近藤史恵
元警察犬のシャルロットと飼い主夫婦が日常に潜む解き明かすコージーミステリー。近藤史恵さんのコージーミステリーは心温まるところが魅力。このシリーズでも、ジャーマンシェパードのシャルロットの可愛さと賢さが一番の魅力。猫派で犬を飼ったことのない-そして今後も飼うことは無い―私でも思わずうっとりしてしまいます。是非続編を書いていただきたいと思います。

2022年8月9日火曜日

舞台」「cocoon」マームとジプシー 穂の国豊橋芸術劇場 8月7日(日)13:00~

「cocoon」
原作漫画はかなり衝撃的でした。そしてこの舞台を観たいと思いました。これは何度目の再演なのでしょうか。繰り返さる言葉、シーン、重複するイメージ、頭の中がぐるぐるし、映像と音楽も相まって、いつか見知らぬ世界に囲まれていきます。ちょっと苦しくなりますが、この作品に触れることで、私の中に何かが生まれそうです。

展覧会:「自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」国立西洋美術館 8月5日(金)午後

「自然と人のダイアローグ」
展示が面白い展覧会でした。そして思うのです、西洋美術館の所蔵品はすごいぞ!もっと沢山見せてくださいね。版画素描展示室も企画も素敵。午前に比べると人出でしたが、混んでいるほどではなく、こちらもじっくり拝見出来ました。常設展示も毎度のことですが良いですよねぇ!

展覧会:「キース・ヴァン・ドンゲン展 フォーヴィスムからレザネフォル」パナソニック汐留美術館 8月5日(金)昼

「キース・ヴァン・ドンゲン」
午前の静かな展覧会の後訪れたこの展覧会。色が華やかにあふれていました。スタイリッシュという言葉が良く似合います。サクッと描かれているようで、でも、的確に空気が伝わってきます。美しい作品が多いですよね!

展覧会:「南桂子展 透き通る森」ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション 8月5日(金)昼

「南桂子展」
南桂子の作品に惹かれるのはなぜでしょう?どこか戸惑っているような少女、時が止まっているような風景、柔らかさと硬さを持った鳥…。心惹かれます。ギャラリーと呼ぶにふさわしい閉じ込められたような空間に展開する版画に囲まれていると、どこか違う世界に連れていかれます。またいつかどこかで出会いたい。

展覧会:「ふたつの旅 青木繁✕坂本繁二郎」アーティゾン美術館 8月5日(金)午前

「ふたつの旅」
ブリジストン美術館がリニューアルしてから、初めての来訪です。九州・石橋美術館の所蔵品が東京に移動しました。そして、石橋コレクションとでもいううべき二人の絵描きの作品が並びました。しんと静まり返ったなか、二人の数々の作品をじっくりと拝見しました。そしてコレクションでは意外な作品とも出会え、嬉しいひと時でした。また足を運びたい美術館です。

2022年8月6日土曜日

舞台:「Q」NODA・MAP第25回公演 東京芸術劇場プレイハウス 8月4日(木)18:00~

「Q」
7月29日から31日の公園が休止となり…どうなることかと心配しましたが、2日に初日が開き、4日公演を目にすることが出来ました。初演時とは少し変わった?かな。録画をチェックしたわけではありませんが、全体のトーンが押さえられ、物語が強く伝わってきました。私たちを取り巻く世界が初演時とは変わったことも大きいでしょう。松たか子の最後のセリフの重みを強く強く感じます。月末、また来ます!どうぞ、世界に向けて、そして楽まで無事に駆け抜けてください。

2022年8月3日水曜日

本:『私の盲端』朝比奈秋(朝日新聞出版)

『私の盲端』朝比奈秋(朝日新聞出版)
新聞で書評を読み気になった作品。すみません、読み進めるのが結構しんどかったです。主人公をはじめとして登場人物の顔が見えてこないというか、読みながら目を背けている読者の私がいました。文章自体は読み進めることができるので、多分、語られる物語世界に違和感をかんじっぱなしなんだと思いました。同時収録の「塩の道」、こちらはあきらめてしまった…。作者には申し訳ないの一言です。