2023年5月13日土曜日
本:『ラブカは静かに弓を持つ』安壇美緒(集英社)
『ラブカは静かに弓を持つ』安壇美緒
2023年度本屋大賞第2位の作品。ということで読みました。昨今話題の「著作権」を扱った物語です。読みにくいところもなく、しっかり読み通せますが、サスペンス作品と思わせてそうではないところがミソ?なんでしょうか。「ラブカ」が謎解きのキーワードになるわけですけど、そこがちょっとわかりにくいかなぁ-上司がラブカ?主人公がラブカ?-と思いました。「講師と生徒の間には、信頼があり、絆があり、固定された関係がある。それらは決して代替のきくものではない」という言葉がこの物語の主題かな。それにして、主人公の音楽仲間は、ほんと良い人ばかり。音楽教室に限らず、集団はこうありたいものですよね。
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