2023年9月20日水曜日

本:『図書館がくれた宝物』K.アルバス作(徳間書店)

『図書館がくれた宝物』K.アルバス作
第2次大戦下のロンドンから学童疎開することになった3兄弟の物語。児童書なので限界があるわけなのか、ちょっとご都合主義な感じ(出くる大人の描き方)がしますが、「本」が生きる力になることがわかる物語でもあります。それにしても巻末にまとめられた「この物語に登場する本」のリスト、八割がた読んでいるというのは、イギリスの児童文学が優れているということなのか、日本でのイギリス児童文学の紹介が多いということなのか?いつも感じることですが、戦前・戦後の日本の子供向け文学(特に大衆に人気があったと思しき)って、なぜ今読まれないのでしょうか?『小公女』や『ハイジ』は詠まれるのに、『花物語』が読まれないのはなぜ?

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