2023年10月26日木曜日

展覧会:「コレクター福富太郎の眼 昭和のキャバレー王が愛した絵画」松坂屋美術館 10月27日(水)午前

「コレクター福富太郎の眼」
個人コレクターの所蔵品の展覧会は、一つ筋が通ているというか、統一感があり見ごたえがあります。福富は鏑木清方を好んだそうですが、他の作品も美人画、特に歌舞伎の1場面を描いた作品が魅力的です。その物語を彷彿とさせる情景が彼の好みだったのでしょう。風景画も良い作品があり、個人的に一番「おお!」思ったのでは、岸田劉生の「南禅寺疎水付近」です。蹴上のインクラインの風景で、今ではホテルの立っているあたりでしょうか、赤土混じりの山の風景がとても素敵。近代美術館に入っている代々木の風景「道路と土手と塀」を思い出しました。はがきがなかったのが残念!

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