2024年10月2日水曜日
展覧会:「塩田千春 繋がる私(アイ)」大阪中之島美術館 10月1日(水)午後
塩田千春 繋がる私(アイ)
2019年、森美術館で観た「塩田千春展」は衝撃でした。会場に繰り広げられいるのは、一つの世界でした。今回、大阪でまた展覧会が開催されるというので足を運びました。会場前には、彼女の代名詞とでもいうべき「赤い糸」とドレス(赤)。でも、どこかスタイリッシュな感じが…。
中に入ると「白い糸」が水面の上に張り巡らされている…。静謐な世界、まるで禅寺のお庭のよう。
別の部屋に進むと回転するドレスとオブジェ、そして赤い糸に包まれた家のようなオブジェ。
そして天井から下がる赤い糸に結びつけられた無数のメッセージ。一つ一つを確認することはできませんが、「繋がる」ということで繋がっている白い紙と赤い糸。
新しい展開なのでしょうか、「身体」の内と外を結ぶ無数の糸と針金は、私たちの存在の確かさとともに不確かさを感じます。
撮影できなかったのですが、多和田葉子の新聞連載小説のために書かれた絵も。これからの活動を暗示しているように思いました。今回、買うなら…多和田葉子の小説の絵が欲しいですが…これかな?
これからも注目していく作家です。インスタレーションなので、会期が終わると「糸」はすべて外されます。「今、この時の作品」を深く感じました。それは、移ろう季節を感じる「にわ」に通ずるのかも?
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