2025年10月16日木曜日
本:『兄の終い』村井理子(CCCメディアハウス)
『兄の終い』村井理子(CCCメディアハウス)
とても仲の良い兄弟・姉妹は多くいます。そして反対に小さいころから仲が悪かったり、折り合いの着き難い兄弟・姉妹も多くいます。「兄弟は他人の始まり」という言葉もありますが、どうなのかしら?この兄と妹は、語りだせばその生きてきた時間を費やすくらいの事が多くあったのでしょう。読んで一番初めに思い出したのは佐藤愛子の『血脈』でした。どうにも分かり合えない人間関係というのは、他人ならば「かかわりを持たない」として離れることが可能ですが、家族はそうはいかない…著者は結構淡々とかいていらっしゃいますが、もっといろいろ考えることがあったと思います。兄弟の数が減っている現代、考えさせられました。映画になるそうですが「いいはなし」にしは欲しくない。
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