2012年3月30日金曜日
展覧会:「高畑早苗展‐中世であそぶ‐Wearable Art Exhibition- 」 ギャラリートモス 3月26日訪問
2012年3月17日土曜日
映画:「ブリューゲルの動く絵」 シネマテーク 3月14日(水)15:30~
「ブリューゲルの動く絵」
ブリューゲルは大学時代しっかり講義を聞かされた画家。題材になった絵はウィーンにあるので見たことはないのですが、取りあえず映画を見ることにしました。まず主人が先に見に行ったのですが、彼の感想は「風車が凄かった」…。それって、谷川俊太郎の「城が凄かったよねぇ」という「ハウルの動く城」感想と同じ???(主人はウィーンでこの絵を見たことがあるハズ)なんだか怖くなってきたぞ…。
絵画論的にはとても面白い映画ですが、描かれた当時のオランダとスペインの関係とか、絵画の主題であるキリストの受難とか、宗教画を書くときのお約束-依頼人との関係も含めて-とか、そういう知識がないと結構眠くなるかも…。映像は確かに凄いのですが、「ストーリー」というものを追いかける映画では無いのです。こういう映画を撮ろうというその一点で感嘆すべきなのかもしれません。
ブリューゲルは大学時代しっかり講義を聞かされた画家。題材になった絵はウィーンにあるので見たことはないのですが、取りあえず映画を見ることにしました。まず主人が先に見に行ったのですが、彼の感想は「風車が凄かった」…。それって、谷川俊太郎の「城が凄かったよねぇ」という「ハウルの動く城」感想と同じ???(主人はウィーンでこの絵を見たことがあるハズ)なんだか怖くなってきたぞ…。
絵画論的にはとても面白い映画ですが、描かれた当時のオランダとスペインの関係とか、絵画の主題であるキリストの受難とか、宗教画を書くときのお約束-依頼人との関係も含めて-とか、そういう知識がないと結構眠くなるかも…。映像は確かに凄いのですが、「ストーリー」というものを追いかける映画では無いのです。こういう映画を撮ろうというその一点で感嘆すべきなのかもしれません。
2012年3月12日月曜日
舞台:「自作自演-別役実×野田秀樹」 水天宮ピット 3月4日(日)17:00~
「自作自演」
野田秀樹『ハルコとレンジ』(『人類への胃散』より)
別役実 「おいとけさま」「したすさび」「したまゆ」「かわやだんご」(『道具づくし』より)
これは、別役実さんがとても面白かったです。野田秀樹さんの作品も興味を持って聴きましたが、リーディングというにはちょっとこなれていないところがあり残念。別役さんのもリーディングではないのですが、鳥明けられた作品がなんとも面白く落語のような楽しさとおとぼけが感じられました。これは読みたい!
リーディングと言えば、谷川俊太郎さんの自作詩の朗読はいつも素敵だと思います。おかしなことに、ご自分の書かれた絵本の朗読はあまり面白くないというか上手と思わないのですが、詩はいつも素晴らしいと思うのです。
自作をどう読むか、特に人前でどのようにその世界を創っていくか…、慣れも有るのでしょうが、詩人、作家、戯曲家(演出家)、によって作品との距離が違うのかなと思いました。
舞台:「THE BEE-English Version」 野田地図 水天宮ピット 3月4日(日)14:00~
舞台:「テトラポット」ままごと あうるすぽっとホール 3月3日(土)19:00~
「テトラポット」(ままごと)
昨年名古屋で観た「わが星」はとても面白かったので、柴幸男に再度チャレンジすることにしました。
今回の作品は北九州芸術劇場プロデュース公演とのことで、セットもかなり大掛かりなものでした。話は、「わが星」と同じように時空が少しずつずれて表現されるといったもので、最後にすべてがひとつにまとまるという形式。この表現は多分好きなんですよね。ちょっとずつずれる、ちょっとずつ重なる、始まりと終わり、行為と思いが重なるずれる、この繰り返しです。今回は「震災」も意識されている作りだったのですが、それよりも、個人的には萩尾望都の世界との類似性をとても強く感じました。螺旋とうか渦というか、ぐるぐる回りの世界の中での自分や世界の存在を考えるというスタイルなんです。こういう思考の中から「何か」を掴み取りたいと願う。
九州の役者さんが多かったようですが、その方言もなかなか面白かったです。しばらくままごとを追いかけてみようと思いました。
昨年名古屋で観た「わが星」はとても面白かったので、柴幸男に再度チャレンジすることにしました。
今回の作品は北九州芸術劇場プロデュース公演とのことで、セットもかなり大掛かりなものでした。話は、「わが星」と同じように時空が少しずつずれて表現されるといったもので、最後にすべてがひとつにまとまるという形式。この表現は多分好きなんですよね。ちょっとずつずれる、ちょっとずつ重なる、始まりと終わり、行為と思いが重なるずれる、この繰り返しです。今回は「震災」も意識されている作りだったのですが、それよりも、個人的には萩尾望都の世界との類似性をとても強く感じました。螺旋とうか渦というか、ぐるぐる回りの世界の中での自分や世界の存在を考えるというスタイルなんです。こういう思考の中から「何か」を掴み取りたいと願う。
九州の役者さんが多かったようですが、その方言もなかなか面白かったです。しばらくままごとを追いかけてみようと思いました。
登録:
投稿 (Atom)