2012年3月30日金曜日

舞台:「幻蝶」 シアタークリエ 3月26日(日)14:00~


「幻蝶」3列-14番
この写真は「ウソ」でしょう(笑)。こんな都会的なスタイリッシュな世界ではありません。
古沢の脚本・白井の演出・内野、田中主演ということで観に行きました。

展覧会:「高畑早苗展‐中世であそぶ‐Wearable Art Exhibition- 」 ギャラリートモス 3月26日訪問


「中世であそぶ」
鎌倉在住のR子さんのご紹介で訪問。現代作家の展覧会は中々刺激的です。この展覧会はWearable作品とのことで、手に取って見せていただきました-ついでに着けてもみました。中に二つとても気にいったものが…。可愛いものより美しいものに魅かれ、1点購入。4月に入ったら送られてきます。早速着けてたくさんの人に見せようっと!
ジュエリーもそうですが、美術品も、「箪笥の肥やし」にするのは良くありません。多くの人とその美しさ、面白さを分かち合いたいものです。

舞台:「ピーター・ブルックの魔笛」 さいたま芸術劇場 3月25日(日)15:00~


「魔笛」1F-G列-18番

映画:「タンタンと私」シネマテーク 3月22日(木)17:00~

1971年、フランス人の学生がエルジュにインタビューしたテープを元に、タンタン・シリーズの大ファンだったデンマーク人監督が作ったドキュメンタリ。

映画:「生きてるものはいないのか」 センチュリーシネマ 3月 22日 12:40~

前田司郎の戯曲の映画化作品。

2012年3月17日土曜日

映画:「ブリューゲルの動く絵」 シネマテーク 3月14日(水)15:30~

「ブリューゲルの動く絵」
ブリューゲルは大学時代しっかり講義を聞かされた画家。題材になった絵はウィーンにあるので見たことはないのですが、取りあえず映画を見ることにしました。まず主人が先に見に行ったのですが、彼の感想は「風車が凄かった」…。それって、谷川俊太郎の「城が凄かったよねぇ」という「ハウルの動く城」感想と同じ???(主人はウィーンでこの絵を見たことがあるハズ)なんだか怖くなってきたぞ…。
絵画論的にはとても面白い映画ですが、描かれた当時のオランダとスペインの関係とか、絵画の主題であるキリストの受難とか、宗教画を書くときのお約束-依頼人との関係も含めて-とか、そういう知識がないと結構眠くなるかも…。映像は確かに凄いのですが、「ストーリー」というものを追いかける映画では無いのです。こういう映画を撮ろうというその一点で感嘆すべきなのかもしれません。

2012年3月12日月曜日

舞台:「自作自演-別役実×野田秀樹」 水天宮ピット 3月4日(日)17:00~


「自作自演」
野田秀樹『ハルコとレンジ』(『人類への胃散』より)
別役実 「おいとけさま」「したすさび」「したまゆ」「かわやだんご」(『道具づくし』より)

これは、別役実さんがとても面白かったです。野田秀樹さんの作品も興味を持って聴きましたが、リーディングというにはちょっとこなれていないところがあり残念。別役さんのもリーディングではないのですが、鳥明けられた作品がなんとも面白く落語のような楽しさとおとぼけが感じられました。これは読みたい!
リーディングと言えば、谷川俊太郎さんの自作詩の朗読はいつも素敵だと思います。おかしなことに、ご自分の書かれた絵本の朗読はあまり面白くないというか上手と思わないのですが、詩はいつも素晴らしいと思うのです。
自作をどう読むか、特に人前でどのようにその世界を創っていくか…、慣れも有るのでしょうが、詩人、作家、戯曲家(演出家)、によって作品との距離が違うのかなと思いました。

舞台:「THE BEE-English Version」 野田地図 水天宮ピット 3月4日(日)14:00~

「THE BEE-English Version」 C列3番
この初演を世田谷で観た時の衝撃は忘れられません。会場を出てからも言葉が有りませんでした。1時間15分の作品なのに、深い穴の中に降りて行き底の底の底にある井戸の水面に映る自分の姿をじっと見つめ、そして一生を終えるようなそんな気持ちになったのを覚えています。
あの時、一緒に観た友人のキャサリン・ハンターの評価は凄く高かったのですが、私はあまり魅かれませんでした。とても上手いとは思ったのですけどね。しかし、今回のキャサリン・ハンターはとても美しいと思いました。彼女にしかできない、彼女の中から生まれてくるものを感じました。
やはり名作です。

舞台:「テトラポット」ままごと あうるすぽっとホール 3月3日(土)19:00~

「テトラポット」(ままごと)
昨年名古屋で観た「わが星」はとても面白かったので、柴幸男に再度チャレンジすることにしました。
今回の作品は北九州芸術劇場プロデュース公演とのことで、セットもかなり大掛かりなものでした。話は、「わが星」と同じように時空が少しずつずれて表現されるといったもので、最後にすべてがひとつにまとまるという形式。この表現は多分好きなんですよね。ちょっとずつずれる、ちょっとずつ重なる、始まりと終わり、行為と思いが重なるずれる、この繰り返しです。今回は「震災」も意識されている作りだったのですが、それよりも、個人的には萩尾望都の世界との類似性をとても強く感じました。螺旋とうか渦というか、ぐるぐる回りの世界の中での自分や世界の存在を考えるというスタイルなんです。こういう思考の中から「何か」を掴み取りたいと願う。
九州の役者さんが多かったようですが、その方言もなかなか面白かったです。しばらくままごとを追いかけてみようと思いました。