2013年8月31日土曜日

舞台:「やさしさの万華鏡~新美南吉の世界へ~」 hitomiホール 8月26日(月)13:30~

「やさしさの万華鏡~新美南吉の世界へ~」
プログラム
「飴だま」
「花のき村と盗人たち」
「手袋を買いに」
「うた時計」

男女二人の俳優さんによる語り芝居でした。二人で 語られるので、朗読より立体的に聞こえましたし、お芝居が入るので視覚的な情報も多くなり、子どもさんには楽しい催しでした。
「飴だま」「手袋を買いに」は、ストーリーテリングでも何度も聴いた作品。その時とは違う味わいがありました。
ストーリーテリング、朗読、語り芝居…色々な表現が有るという事を再認識しました。



コンサート:「piu epiu」 5/Rホール 8月25日(日)14:30~

「piu e piu」
プログラム
倉田高:日本人形
メンデルシゾーン:無言歌 ニ長調 Op.109
バッハ:無伴奏組曲第2番ニ短調よりプレリュード
ソッリマ:アローン
サン=サーンス:白鳥
 エルガー:チェロ協奏曲ホ短調作品85より第3,4楽章

新進のチェロ演奏家のコンサート。若々しい演奏が魅力的でした。

映画:「少年H」 ピカデリー 8月22日(木)9:40~

「少年H」
原作の本が話題になったのは10数年前…だったかしら?読みませんでした…すみません。
ということで、映画に行ってきました。
う~ん、太平洋戦争前後の神戸の風俗という点では興味深いものがありますが、「少年時代」ほど感動しませんでした。どこが違うのか???また、「少年の思い出 」という点でも、ままごとの豚う作品の方が「何か」を残してくれました。どこが違うのか????
悪い作品ではないと思うのですけど……。


コンサート:「酒井淳チェロリサイタル」 宗次ホール 8月20日(火)18:45~

「酒井淳チェロリサイタル」
プログラム
ベートーヴェン:ヘンデルの「ユダス・マカベウス」の主題による変奏曲WoO.45
J.S.バッハ:無伴奏曲第3番ハ長調BWV1009
フォーレ:エレジー 作品24
       シシリアーヌ 作品48
ヴィエルヌ:異国の夜景 作品56より
       Ⅰ.グラナダ
       Ⅱ.レマン湖のほとりで
       Ⅲ.中国の魚
サン=サーンス:動物の謝肉祭より「白鳥」
          アレグロ・アパショナート 作品43

パリ在住のチェリストの方のリサイタル。ヴィエルヌが素敵!でした。フランスの美しい作品をまた聴かせていただけると嬉しいです。

2013年8月20日火曜日

舞台:「日本の大人」ままごと あいちトリエンナーレ作品 愛知芸術劇場 8月11日(日)15:00~

「日本の大人」ままごと
「わが星」を見た時、かなり一気に引き込まれました。チャンスがあればと思っていたので、あいちトリエンナーレで公演されるとなれば、絶対行かねば!と思いました。
4人の俳優さんによって演じられる小学校生と32歳になった今。どこか懐かしく、そして本当かウソは判らない想い。「永遠に続く日常」というのは某研究者が提唱しているキーワードですが、確かに20年前と今、どこが違っていてどこが同じなのでしょう。
昨年観た「楽園」(モダンスイマーズ)も同じような題材でしたが、あの「苦い想い 」はこの作品にはありません。
多分「楽園」では今の自分のやりきれなさの比重が高いのに対して、「日本の大人」では子どもが持つ潔さが前面に出ているせいでしょうか。
もう一度観劇しても良いかとも思ったのですが、時間のやり繰りが付かず残念!またどこかで、ままごとの作品を観たいと思います。



2013年8月10日土曜日

舞台:「子供のためのシェイクピアカンパニー-ジュリアス・シーザー」 愛知県芸術劇場小ホール 8月3日(土)18:00~

「ジュリアス・シーザー」
「ジュリアス・シーザー」を初めて見たのは、チャールトン・ヘストンがアントニーを演じた映画。中学生か高校生の頃。そして、久しぶりに2月に「塀の中のジュリアスシーザー」を観たのでした。両方とも映画なんです。ナマの舞台で観たのは今回が初めてでした。
怒涛の2時間休憩なしということは、映画と同じ???
エンタメ的に 楽しめましたが、ローマの元老院の人々の区別が…若干苦しかったです。まぁ、これは一種の早変わりのお楽しみなのかもしれません。
でも、ブルータスとアントニーの演説で民衆の意見がひっくり返るところは、もっとしっかり見たいかも。というのも、映画「ヘンリー五世」でのアジンコートの演説で兵士たちの気持ちが変化し、そして観ているこちらの気持ちが昂るという経験をしたから。民衆が、ブルータスの言葉に寄り添い、そしてアントニーの言葉で変わっていく。その「言葉の威力」を感じることがこの芝居の醍醐味だと思うからです。
物語自体はきちんと伝わりましたし、ダレる間も無くサクサク進むので面白かったですが、その分人間の迷い、愚かさが薄まったような気もしました。
シェイクスピアの演劇では、民衆を扇動する「言葉の力」、人の心を揺さぶり混迷へと陥れる「言葉の魔力」をとても上手く描いている作品が多くあります。「言葉、ことば、コトバ」その力を感じたい!
来年は「ハムレット」とのこと。まさに「言葉」です。楽しみにしています。