ビデオでしか見たことのない「小指の思い出」。小説「当たり屋ケンちゃん」で読んだ「小指の思い出」。それを舞台で観ることになりました。
その思い入れの強さが…まずかったかな…と。遊眠社の舞台を期待してはいけないことは頭ではよ~く判っていたのです。でも、期待しちゃうよね。
終演後、まず頭に浮かんだのは「高校演劇」。これは同時観劇の友人も同じことを思ったそうで…。多分「セリフを叫ぶ」という点がそう感じた原因のようです。遊眠社も結構「叫ぶ」が多かったと思うですが、それとはまた違う印象を受けました。また、「音楽と台詞、どっちを聴けば良いの??」状態になり、セリフに集中できなかったことで注意散漫になり物語世界に集中できなかったのです。もっとセリフを聞かせて欲しいと思ってしましました。
一緒の観劇した息子は、「もっと肉体を感じさせて欲しい」とのこと。芝居には演じる人間の肉体の躍動・その肉体に宿る魂を感じたいとのこと。成程ね。
舞台装置の面白さは感じたのです。また、ナマ演奏はとても上手かった-上手いゆえにBGMにはなりえない-。その組合せの中から、物語が中々立ち上がって来ず、「ノイズ」が心に残りました。
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