2016年1月11日月曜日

舞台:「ツインズ」 森ノ宮ピロティホール 1月10日(日)13:00~

「ツインズ」
2016年の「観劇初日」は、大阪スタートになりました。長塚さんの芝居は、よく判らないところ多々もあるのですが結構好きなのです。
これはSF仕立て(というか、時事問題も含まれていると思いますが)の家族の物語ということなのだと思います。「家族というのは一種の密室でそこで取り交わされる言葉や態度は外からでは判らないものを内包している、実際に目に見えていることだけが真実じゃない」といことは、昔から文学のテーマですし、実際、私自身も強く感じていることです。日常が平穏に過ぎている時は穏やかな状態と保っているのですが、そこにある極限状態が侵入してくると一気に「事件」が噴出する…。これって、チェーホフですよね。
様々なイメージが美しく語られヴィジュアル表現されていて、海の底にある「ここではないどこか」を想いました。「そこへ行くのか、還っていくのか」…、直ぐには出ない回答を常に考え続けていくことでしょう。


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