「メッケネムとドイツ初期銅版画」
ポンピドゥーに行きたいと思い上野に向かったのですが、なんだかとっても混んでいるような気がして、多分空いているだろう「メッケネム」に変更しました。
「銅版画」という地味な展覧会なのに 結構人が入っているのは、西洋美術館が「世界遺産」に」登録されたせいでしょうか-建物ツアーも行っているようです-。
この展覧会で面白いのは、「オリジナル」と「コピー」の関係でしょう。ショーンガウアーのものと「写し」の銅版画が並べられています。現代の感覚で言うと「コピー」は劣っているように感じますが、どの時代でも「コピーの中から新しいものが生まれる可能性」が有るわけです。
デューラーがイタリアで「コピーを訴える」訴訟を行ったということが、会場に書かれていましたが、結局「署名ナシならOK」という決着になったというのは、なんだか現代のブランド品とコピー商品の著作権問題のようで可笑しかったです。
小さい作品が多いのは版画展の鑑賞の難しいところですが、中々楽しめました。チラシにもなっている「モリスカダンス」は面白い。
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