2016年10月12日水曜日

本:『荒野の胃袋』井上荒野(潮出版社)

『荒野の胃袋』
井上荒野さんの作品は「とてもおいしそう」というのは、関西の友人が教えてくれました。それ以来、時々井上さんの作品を読んでいます。『静子さんの日常』については、以前も書きました。また、この春は『ひみつのカレーライス』という絵本もぐっときました。
というわけで、この度読んだのは『荒野の胃袋』。
見開きで、各種の食べ物にまつわるエッセイが書かれているのですが、これはホントにおいしそうです。大学の先輩が「ちゃんと毎日の食事を美味しく食べさせていれば、夫は浮気をしない、子どもはグレない」と述べていらっしゃり、これは名言だと思ったのですが、井上家の場合、井上光晴は「火宅の人」だったらしい。でも、お正月等には必ず家族で集まった由。そして、子ども達はグレなかったですね。懐かしい料理もたくさん出てきますし、作ってみたい料理も多い。



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