2019年2月11日月曜日

本:『献灯使』多和田葉子(講談社文庫)

『献灯使』多和田葉子
多和田葉子は、気になる作家。これまでも何度か挑戦していますが、最後まで読むことができませんでした。『百年の散歩』はとても面白そうと思ったのですが、貸出時間切れでしたし、『尼僧とキューピッドの弓』もそうでした。
今回も、予約待ちの本ですので、時間切れを心配したのですが、大丈夫でした!
一種のデストピア小説ですが、そこはかとないユーモアというか深い観察眼が感じられ、時に読みながら微笑みが浮かんできます。そして、ドイツ語でも小説を書く人らしい、「ドイツ的表現」も感じます。声に出して読んでみると、さらに深い読みが出来そう。
最近は本もできるだけ買わないようにしていますが、これは買っても良いかな。そして、しばらく多和田葉子を追いかけてみるのも面白そうです。

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