2019年11月26日火曜日

舞台:「Q」東京芸術劇場プレイハウス 11月19日(火)19:00~

「Q」
心に沁みる作品でした。野田の「本歌取り」作品はやはりとても良い出来です。かつての作品を思いだすような感じもありますし、なんといってもクィーンの曲がばっちりです。そして、松たか子はやっぱり素晴らしい女優さんです!
Qカード



展覧会:「ハプスブルグ展」国立西洋美術館 11月19日(火)午後

「ハプスブルグ展 600年にわたる帝国コレクションの歴史」
そう、昨年のウィーンの美術史美術館訪問では、絵画館はしっかり鑑賞したのですが、両翼に行くのを忘れていた…のです。
というわけでもないのですが「甲冑」にはびっくり。まるで今作られたかのようにピカピカ。360度観ることができるのも嬉しい。
絵ではやっぱりベラスケスのうまさを実感。同じポーズの別作家のマルガリータが展示されていますが、差は歴然ですね。
それにしても混み具合にもびっくり。日本ではハプスブルグは人気です!



もう一つ、「ゴシック写本の小宇宙」

常設展の途中、版画素描展示室で開催されている展示。
ヨーロッパの修道院図書館等には、大型の写本が展示されています。この展示は個人の方がこつこつ集めた写本零葉。ラテン語は読めませんが、とても綺麗ですし、装飾された文字や挿絵を見ていると歴史を感じます。じっくり拝見しました。


展覧会:「鏑木清方美人画三部作」 国立近代美術館 11月19日(火)午前

「鏑木清方美人画三部作」
切手の図柄にもなった美人画「築地明石町」。長らく行方不明だったともことですが、見つかり近代美術館所蔵となりました。「美人画三部作」の揃い踏みです。
う~ん、美人画ですが品が有ってい素敵。これからも長く鑑賞する機会ができたので嬉しい。
展示作品の中ではひな祭りと端午の節句の掛け軸もかわいくて良いです!


風景:富士山 11月19日(火)午前

富士山
これからの季節、富士山がきれいに見えるようになります。移動時の楽しみが増えます!
富士川から
第二東名と一緒


2019年11月16日土曜日

本:『夢見る帝国図書館』中島京子(文藝春秋)11月14日読了

『夢見る帝国図書館』中島京子(文藝春秋)
現在「国立国会図書館国際こども図書館」になっている 建物が狂言回しになっている物語。図書館というものがどれだけ心を養ってくれるものか、それは図書館を利用したことがある人だけが知っていること。そして図書館はその利用者を愛してくれるもの。
知らなかった歴史、憧れ…やっぱり図書館好きです!
そして上野という土地が好きです!


映画:「シネマ歌舞伎 女殺油地獄」ミッドランドスクエアシネマ 11月13日(水)10:15~

「シネマ歌舞伎 女殺油地獄」
これは大阪で観た舞台です。そのずっと前に東京のル・テアトル銀座でも観ました。幸四郎と猿之助は相性がいいというか、新しい解釈を見せてくれます。
「シネマ」になってアップの表情やスローモーションが使われていて、一層近代的というか、「今」を感じました。「お逮夜」も含めた通しで再度観たい作品です。


展覧会:「メナード美術館コレクション名作展」メナード美術館 11月9日(土)

「メナード美術館コレクション名作展」
こちらの美術館の作品は「個人のコレクション 」と呼ぶにふさわしい小ぶりの作品が多い。「我が家に有ったらいいかなぁ」と思ってしまいます。
鑑賞後、「フォーヴィスムと日本の近代絵画」という講演会も拝聴しました。とても勉強になります。また月末に来ます。
ところで、9日は良い天気。絶好の行楽日和でした。航空自衛隊基地公開もあったようで、電車が混んでいてびっくり。青空に飛行機が映えたでしょうね。そしてドームではアイドルの公演。若い男の子がぎっしり。
秋はいろんなイベントが目白押しです。

2019年11月4日月曜日

本:『歪んだ波紋』塩田武士(講談社)11月4日(読了)

『歪んだ波紋』塩田武士(講談社)
NHKドラマの原作。あっさり借りられました。短編連作で全体がつながるという物語。
「情報」は真実を歪めることもできるということを描いた作品。確かに一人一人がしっかりと自分の目と耳と使っても、どこかで「操作」されているような時代です。何が本当か、何が価値あるものか、今一度、自分の立ち位置をしっかり見つめたいと思いました。

舞台:「渦が森団地の眠れない子たち」御園座 11月1日(金)1700~

「渦が森団地の眠れない子たち」
蓬莱竜太の作品。2012年に吉祥寺で観た「楽園」も「子ども時代の苦い思い出」にまつわる作品でしたが、今回はバージョンアップというか、笑えるところもちりばめられていてエンタメになっていました。
子どもの持つ裏の無い残酷さ、そして純粋さ。そういうものが伝わる作品でした。役者さんの凸凹さも良い感じ。
誰にでもある「できれば思い出したくない苦い思い出」と向き合うのは、やはり大変ですよ。「過去」を断ち切ることは出来ず「未来は過去から繋がっている」ということも考えさせられます。
パンフにある原さんの『滝川団地』の本は以前読んだことがありますが、とても面白かったですー一種「恐怖」でしたが-。今「団地」はどういう風になっているのでしょうか。70年代に作られた団地は「高齢化」していますし、新しい賃貸住宅は「マンション化」というか、セキュリティが厳しくなり構内にはかつてのようなコミュニティは存在していません。でも、どこかに「眠れない子ども」はいるはず…です。