2021年10月19日火曜日
本:『ザリガニの鳴くところ』ディーリア・オーエンズ(早川書房)
『ザリガニの鳴くところ』ディーリア・オーエンズ(早川書房)
本屋大賞翻訳小説部門受賞作ということで読みました。動物学者の70才近い方の第1作とのこと。アメリカの伝統的長編小説とミステリの要素がミックスされた読み応えのある作品です。社会問題・ジェンダー問題・環境問題が巧みに組み合わされています。そして、読み終わった時心の中に湧き上がってくるのは?この作品、きっと映画になりますね!
風景:単管バリケードの仲間たち
単管バリケードの仲間たち
『街角図鑑』に出てくるバリケード。なんと1週間でこんなに見つけました!
まずは「ケロガード」。こんなに沢山…ケロケロケロです。
「セフティファースト」。駐車場に入り口を守ります。
そして動物たち。ウサギと…アライグマ?
2021年10月12日火曜日
展覧会:「野口哲哉展-THIS IS NOT A SAMURAI-」刈谷市美術館 10月12日(火)昼
「野口哲哉展-This is not a samurai-」
2014年TV「ぶらぶら美術館」で紹介されたとき、「練馬美術館まで行きたい!」と思いましたが、行けなかった野口哲哉展が愛知にやってきました。嬉しいです。立体作品は中々興味を持てず、いわんや「コレクション」したいとは思わないのですが、今回は「お買い上げ作品」続出です。でも、特に惹かれたのは小さな箱にまるで標本の虫のように留められた数々の小さなsamurai、そして、17世紀のフランドル絵画を基にしたミニアチュールのような絵画です。これから、どんな作品を生み出していくのか、注目の作家です。またどこかの美術館で出会えることを願っています。それにしても、どこで作品購入できるのかしら?一つ欲しい!
2021年10月11日月曜日
本:『犬がいた季節』伊吹有喜(双葉社)
『犬がいた季節』伊吹有喜(双葉社)
一匹の犬の周りに集う人々の「青春小説」でしょうか。切なくちょっと涙、そして生きる喜び…。う~ん、なんだかNHKのドラマのノベライズを読む感じです。出てくる登場人物もみんな「うん、そうそう」です。だから「安心」して読めるとも言えます。『雲を紡ぐ』でも感じましたが、祖父母世代・親世代への屈折した思いがおありなんでしょうか…と思います。封建的でも型破りでも、被害を受けているのは「私」という気持ち…、理解されなことへの憤りと哀しみ、特に「女性」ということがネックになるのかな?それが無い「セナと走った日」は、一昔前の少女漫画-特に吉田秋生-を思い出す爽やかさです。書ける方だと思うので、もう少し突っ込んで深みを目指した作品を読んでみたいです!
2021年10月5日火曜日
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