2023年2月15日水曜日

本:『掌に眠る舞台』小川洋子(集英社)

『掌に眠る舞台』小川洋子(集英社)
「舞台にまつわる極上の短編集」という腰帯に違わぬ8編の短編集。いろいろな主人公が出てきますが、やっぱり中高年の女性が主人公の物語が絶品。個人的に「花柄さん」に共感するのは、この「花柄さん」と同じようにいろいろな舞台のパンフ持っているかでしょうか。そして劇的な「ダブルフォルトの予言」は、舞台というものが持つドラマを思い起こさせます。ちょっと狂気を感じる物語集ですが、静かにの世界に没入していけます。

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