2023年7月3日月曜日
本:『やさしい猫』中島京子(中央公論社)
『やさしい猫』中島京子(中央公論社)
こちらは現在放送中のドラマの原作。知っているようで知らない世界、私たちの隣で起こっている辛い現実、知っておくべき社会問題、それらが提示されています。社会の仕組みや言葉の壁の問題は、お互いの理解の上に成り立っているわけですが、弱い立場の人々をちょっとずつ助けてあげられる社会になっていってほしいと思います。「どこの人でも、気の合う人のいれば気の合わない人もいる。良い人もいれば悪い人もいる」相互理解は大切ですよね。中島京子さんの作品は暖かいので好きなんですが、この作品では主人公を取り巻く人々のうち「専門家」は描けていると思うのですが「一般人」はちょっと弱いかな?ですが、外国人だけでなくいろいろなマイノリティーが少しずつ顔を出すところに希望が持てます。どうぞ、色々な人々が暮らしやすい日本になりますように。そう祈ります。
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