2024年8月29日木曜日
展覧会:「北川民次展-生誕130年記念-」名古屋市美術館 8月29日(木)午後
「北川民次展」
瀬戸にアトリエがあったので、愛知県ではなじみ深い画家です。そしてメキシコで活躍してたのでフジタともつながりがあります。独特の画面構成、鮮やかな色使いが特徴。台風が近づいているとき、しっかり拝見しました。
いいなと思った絵2作品。「ロバ」-動物の絵はどれ緻密に描かれていましたが、やさしさを感じます。「結婚の案内」-これは図形的に好き。
「家族写真」は、有名な「アメリカン。・ゴシック」を想起させる絵だそうです。
この美術館の企画展の入り口はいつも素敵。
2024年8月26日月曜日
2024年8月23日金曜日
本:『団地のふたり』藤野千夜(U-NEXT)
『団地のふたり』U-NEXT
9月からNHKでドラマ化されるそうですが、どっちかというとWOWOWドラマを連想しました。先月見たNHKの「ドキュメント72時間」-マンモス団地を歩いてみれば-、を思い出したし、藤山直美主演の映画「団地」も思い出した。高度成長時代に作られた「団地」がゆっくりと年老いていく様子は、まるで一人の人の人生園もなんですよね。私自身は結婚してしばらく「〇〇団地」と呼ばれるところに住んでいました。今もその団地は健在ですが、オートロックも無かった時代、色々なセールスの方々、そして色々な宗教の勧誘があり、それはそれで面白かった-実家のある地方では、そんなセールスや勧誘は無かったので-ですし、思い出すと懐かしい。「団地」は「長屋」みたいなところででした。
本:『拾われた男』松尾諭(文春文庫)
『拾われた男』松尾諭(文春文庫)
ドラマにもなった物語。実際に著者に起こったこととのことですが「事実は小説より奇なり」ですよね。著者のことはドラマ「SP」で初めて見て、面白い役者さんだなと認識-というかこの「SP」というドラマ、そんな役者さんだらけでした-したのをはっきりと覚えています。これからも内側からあふれる「人」を感じさせる役者さんとして活躍してくださいね。
本:『願い』藤野千夜(講談社)
『願い』藤野千夜(講談社)
『じい散歩』が面白かった。その後書きに短編集『願い』に同じ登場人物の物語があるということで読んでみました。どのお話もちょっと切なくてちょっと暖かい。じい散歩の
主人公が出てくるのは「散骨と密葬」。すこし設定は違いますが、しっかりした老人の姿、家族の在り方がしみじみしました。
2024年8月21日水曜日
風景:ぐりとぐら60周年 8月17日(土)午前
「ぐりとぐら60周年」
銀座教文館で「みんなだいすきぐりとぐら60周年」記念展示が25日まで開催中。なんと「たまごのくるま」が展示されるというので足を運びました!本当は16日に行こうと思っていたのですが、台風のため「休業」。17日朝に出かけました。かわいい!!さすがに大人だけで「乗車」はできませんがー禁止されているわけじゃなけど-、観ているだけで楽しくなりました。ナルニア国前のエレベーターホールにはこんな展示も!
展覧会:「内藤コレクション 写本 いとも優雅なる中世の宇宙」国立西洋美術館 8月16日(金)午前
「写本」
羊皮紙(羊とは限らないので獣皮紙」というのが正しいらしい)に描かれた写本。精緻で静かな世界です。主にキリスト教の教えが絵かがれているのですが、その細密画と文字は見るものを魅了します。
時に古代の神話の登場人物も!
段々時代が下ると、宗教を離れ今の便箋のような華やかな装飾が見られるようになります。
舞台:「正三角関係」NODA・MAP第27回公演 東京芸術劇場 8月15日(木)19:00~
「正三角関係」
なんとかチケットゲットした公演。「カラマーゾフの兄弟」がモチーフとのこと。野田秀樹らしい作品。すでに1か月が経過している公演ですが、これからさらなる磨きがかけられるでしょうか?大阪公演にも期待!です。
展覧会:「髙田賢三 夢をかける」東京オペラシティ アートギャラリー 8月15日(木)午後
「髙田賢三 夢をかける」
KENZOは、色々な意味で私の中で大事な思い出と結びついています。70年代「夢の実現を体現するデザイナー」、80年代「ポップで華やかなデザインの美しさ」、90年代「友人と語らうブランド」、21世紀になりファッションというものの変遷を考える…。そして今、そのデザインの美しさをしっかりと目に焼き付けたいと思いました。身に着けることが嬉しい作品です。
ウエディングドレス
フォークロアにスタイル
今回一番好き!と思った作品です。気持ちが変わるとまた違った作品が「一番!」なることでしょう。
展覧会:「TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション」国立近代美術館 8月15日(木)午後
「TRIO」
テーマがしっかり決まっている展覧会。三つの美術館から同じテーマの絵画・彫刻が三つ並べられて展示されています。既に何度か拝見した作品もありましたが、こういう風に展示されると違ったモノが見えてきます。面白い展覧会です。ただ、料金が…高いかな…と思ったり…。でも楽しいひとときでした。会期終了が近いせいか結構混んでました。
お気に入りのロスコ作品に出合えました。
この彫刻は好き! 缶バッチもゲット!
有元もあった!
先日TVで知った作品
奈良もいいよね!
2024年8月8日木曜日
本:『朽ちないサクラ』『月下のサクラ』柚月裕子(徳間書店)
『朽ちないサクラ』「月下のサクラ』柚月裕子(徳間書店)
映画原作本ということで人気の作品。先に続編の『月下のサクラ』を読み、第1作の『朽ちないサクラ』を後から読みました。続編の方が的が絞られて入れ読みやすかったです。この著者の作品は何作か読んでいますが、イヤミスではないけど読後感が…です。エンタメとして面白かった『合理的にありえない』シリーズが楽しかったです。また「業」を感じた『盤上の向日葵』は、とても息苦しい物語でしたが、勝負にしか生きることができない人間の姿が悲しく切なかったです。でもしんどくなるので、手に取ることは…かな?
2024年8月6日火曜日
舞台:夏休み文楽特別公演 第2部「生写朝顔話」 第3部「女殺油地獄」 国立文楽劇場 8月3日(土)13:30~ 18:00~
「生写朝顔話」「女殺油地獄」
猛暑の中、大阪へ。「生写朝顔話」は初めて見る作品。名作劇場となっているので、文楽を見慣れている方はよくご存じの作品なのでしょう。物語の印象は「これは昔話だぁ」です。娘深雪は、ただ泣いているだけ、男は格好つけてるだけ…。元祖すれ違い恋物語らしいですが、チャリ場もあり、エンターテイメントとして楽しく見ることができます。妙な「業」も無いので、義太夫・三味線、そして人形遣いの面白さを堪能。それに対して「女殺油地獄」は、「業」と「社会派」を感じます。歌舞伎でも拝見したことがありますが、主人公与兵衛の無計画な生き方は、現代でも三面記事で見ることがあるようで…辛くなりますよね。油で滑るところは、人形がつつーと動き、リアルを越えたリアルがあります。また観たいと思いました。「文楽」の鑑賞も回を重ねることで、その楽しさが少しづつ判ってきているように思います。次は11月!!
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