2024年9月30日月曜日

風景:あおむし

アゲハの幼虫
レモンとライムの木にアゲハの幼虫がいます。例年見つけると「さようなら」していたのですが、今年はそのままほおっています。そしたら、緑の青虫がたくさん!でも、鳥に食べられるのか、さなぎは中々見つかりませんし、さなぎになっても他の昆虫(蜂とか)や鳥に食べられてしまうようです。何匹か蝶になれますように!

風景:花壇とツユクサ

花壇とツユクサ
猛暑と言われていますが、少しづつ秋はやってきているようです、トンボも飛んでいるし、虫も鳴いています、そして花壇も落ち着いてきました。ツユクサの青が目に沁みます。

風景:生け花

生け花
かそけき活動である「おはなし」。ひっそりとその場を見つめる花です。

展覧会:「物、ものを呼ぶ―伴大納言絵巻から若冲」出光美術館 9月27日(金)午前

「物。ものを呼ぶ」
建物の立替にともない12月から休館となる出光美術館。日本美術のコレクションで有名ですが、今回は「伴大納言絵巻」と「鳥獣花木図屏風」(若冲)を中心とした展示。酒井抱一の花鳥図も素晴らしい。しばらくは「ここではないどこか」で出光美術館の所蔵品を拝見することになるのでしょうか。

風景:ビナンカズラ

ビナンカズラ
とある小学校のフェンスに咲くビナンカズラの花。年末には赤い実が生ります。

展覧会:「田中一村 奄美の光 魂の絵画」東京都美術館 9月26日(木)午前

「田中一村展」
これは混みそうだと思ったら、やはり開館前に100人近くが並びました。ゴッホ的というか、奄美で染色の仕事をしてお金をためて、朽ちそうな家で絵画に没頭したした無名の画家…というTV的取り上げ方が興味をそそるというか、人々を動かしているように思います。今回の展覧会では少年時代の作品から晩年の作品までとても多くの作品が展示されています。若いころの南画的作品は「上手い」いんですよね。歳をへて、作風が変わるところが面白いと思いました。また、同じ構図で書かれた絵が何点か展示されているのですが、「良い構図」と「平凡な構図」があり、絵画の力点がわかります。そこも面白かったです。人生の到達点で描いた奄美の風景はやはり独特の境地で、これが「田中一村」と思いました。

舞台:「A NUMBER WHAT IF IF ONLY」世田谷パブリックシアター 9月25日(水)18:00~ 

「WHAT IF IF ONLY」  「A NUMBER」
25分と65分の芝居。同じ作者のもの。装置も少し変わりますが、大道具となる舞台装置は一緒。25分のものはとても観念的で難しいと思いました。「芥川賞作品」とでもいえばよいでしょうか。65分の「A NUMBER」は「直木賞作品」。人の様々な面を見せてくれ、そこにエゴが絡むように(決してわがままではない)すれ違う様を感じました。どちらもとても興味深く、後々考えさせてくれそうな気がします。装置は、素敵。銀河を旅しているような気分になりました。

展覧会:「昭和モダーン モザイクのいろどり 板谷梅樹の世界」泉屋博古館東京 9月25日(水)午後

モザイクのいろどり
古代地中海世界のモザイクについて学生時代学んだので、日本の近代モザイク作品の展覧会へ足を運びました。ガラスではなく陶片を使った作品とのことですが、つややかで美しいですし、陶片ならではの落ち着いた色合いが素敵でした。いいなぁと思ったのは「キリン」。マティスを思わせる形や色、そしてやさしさが素敵です。モザイクは「壁画」として作られることが多いので、この作家の作品も失われています。そこが芸術作品を考えるうえで悲しいところですが、記憶に残る輝きはいつまでも続きます。

展覧会:「格式の美」丸紅ギャラリー 9月25日(水)午後

「格式の美
能装束の展覧会。様々な文様が織り込まれている能装束ですが、素敵だなと思った文様は「蒲公英」。展示の最後に装束の復元の仕方も写真展示されていますが、手仕事の技が、後世に「美」を繋いでいくんですね。

2024年9月24日火曜日

風景:ムクゲ紫

木槿
夏から秋の花というイメージですが、今年の暑さで咲いてもすぐしおれてしまい…です。これから多少涼しくなったら奇麗に咲き揃うかしら?この紫の木槿は花びらが重なっていてバラみたいです。

風景:ヤブラン

ヤブラン
季節は「秋」でしょうか。紫のヤブランがきれいに咲いています。斑入りの葉も相まって、涼しげ!!!

風景:カリン

カリンの実
最初、リンゴの実が生っているのかと思ったのですが、虫にも食われずにこんなところ(とある病院の入り口の植え込み)にあるはずが…と近寄ってみたらところ、どうも「カリンの実」らしい…と思いました…。たくさん生っています!

風景:彼岸花

ヒガンバナ
昨日はお彼岸でした。道端で見つけたヒガンバナ。毎年たくさん見つけていたのですが、今年は中々見つかりません…。

2024年9月19日木曜日

本:『ツミデミック』一穂ミチ(光文社)

『ツミデミック』一穂ミチ(光文社)
直木賞受賞作。この作者の『光のとこにいてね』は図書館で借りたのですが、中々読み進めず…でした。今回は読めました。くらーい物語の連作かと思ったのですが、明るい展開になるものもあり、作者の作家としての力を感じました。

風景:満月(仲秋の名月) 9月17日(火)

満月
今年は「晴れ」とのことで、夕方と夜、スマホで写真を撮ってみました……、やっぱりあまり奇麗には撮れませんでしたが、記念になりました。夜中の方は、雲に隠れそうになり、大慌てで撮りました!

2024年9月12日木曜日

本:『きつねの橋』シリーズ 巻の一~巻の三 久保田香里(偕成社)

『きつねの橋』『うたう鬼』『玉の小箱』
源頼光の四天王として名前の挙がる碓井貞道を主人公とした平安時代の都を舞台としたヤングアダルト小説。「今昔物語」やいろいろの古典に書かれている物語を膨らませ、かつ今の子ども達が面白いと思えるように書かれています。ヨーロッパ中世を舞台とした「ファンタジー」は、物語でのゲームでも人気ですが、我が国の古典も面白いのです!こういう作品から日本文学に興味を持つ子が育ちますように!宿敵「袴垂」との対決はいつ???

2024年9月10日火曜日

風景:ムカゴ

ムカゴ
こちらもフェンスに絡まった蔓。掘れば山芋があるのかしら?子ども頃は、このムカゴでおままごとをしたこともあります。「ムカゴご飯」も作れるようですが…作ったことはないです。

風景:ヘクソカズラ

ヘクソカズラ
庭に生えてきて植木に絡みつきます。公園でも色々な木に絡みついていたり、フェンスに絡まったり…。花は可愛いのですが、庭や花壇では、咲く前に「さようなら」してしまいます、ごめんなさい!大きな建物のフェンスに絡みついたのは生き残って花を咲かせています。

2024年9月7日土曜日

風景:萩

ハギ
ミヤギノハギなのかヤマハギなのか?よくわかりませんが、萩です。秋の七草ですよね。風が少し「秋」になってきたでしょうか?でも日中は…やっぱり暑いです。日が短くなってきているので、夕方は、以前よりちょっと(本当にちょっとだけ)過ごしやすくなっています。

2024年9月5日木曜日

風景:モクレン?

モクレン?
これはモクレンの花だよね?って、モクレンは春咲くんだよね?夏に枝打ちがあり切り詰められたせいでしょうか?街路樹のモクレンがきれいに咲きそろっていました。季節外れの彩です。

展覧会:「松本竣介「街」と昭和モダンー糖業協会と大川美術館コレクションによる」碧南市藤井達吉現代美術館 9月4日(水)午後

「松本俊介『街』と昭和モダンー糖業協会と大川美術館のコレクショによる」
松本俊介の作品には、どこか惹かれることろがあります。「暗さ」というか「哀しさ」というか…でしようか。そして昭和のモダンと呼ばれる作家たちの作品を、今回多数拝見しました。小ぶりの作品が多く、親しみが湧きます。こういう画家たちの作品を見るチャンスがこれからも増えますように!

風景:ゼフィランサス

ゼフィランサス
台風の雨でちょっと涼しくなりましたが、まだまだ日中はあついです、でも、秋は少しづつやってきています。秋の花ゼフィランサスも咲き始めました。そして、ツクツクホウシの鳴き声も聞こえるし、トンボも飛び始めました。

風景:ノウゼンカズラ

ノウゼンカズラ
散歩のとき通る公園。大きなノウゼンカズラの木があります。一昨年かなり刈り込まれたのですが、今年は枝も伸び、夏から秋へ、オレンジの花が咲きました。

風景:おはなし 9月あるところ

おはなし おはなしを語ることをストーリーテリングと呼びます。アメリカの図書館で始まったことのようで、日本では「素語り」と呼ばれることが多いです。これは「語りの芸」ではありませんし、朗読とも違います。語り人が主ではなく、聞き手が(特に子供の場合)が主役です。落語のような語り芸は、語る人の「話芸」を聞き手が楽しむという形ですが、ストーリーテリングは、物語を聞き手に届けることが重要です。「はなしを作るのは聞き手」なのです。おはなしがすっと聞き手の中に入ってきて、聞き手の中でおはなしが形作られる…それがストーリーテリングです。ですから、思い入れや多くの解釈を含めて語られるプロの話芸者も語りとは違うものだと感じています。そんな優れた語り手のおはなしを楽しむ時間はとても素晴らしい時間です。