2024年10月29日火曜日

風景:オオスカシバ幼虫

オオスカシバ
散歩の途中、大きなクチナシの木があります。毎年のことですが、食べられて葉っぱが無くなっているところの近くを注意深く見ると、この幼虫が!羽が透き通ている大きなスズメガの仲間ですが、幼虫も大きくて立派です。むしゃむしゃ葉っぱを食べていました。

風景:ハナカタバミとオキザリス

ハナカタバミ&オキザリス
選挙に行くとき、公園の片隅で発見。同属の植物なのでしょうが、印象は違います。そして、どちらも奇麗。近隣の方々が手入れされていて、群生している様子が素敵です。

2024年10月27日日曜日

展覧会:「カナレットとヴェネツィアの輝き」SOMPO美術館 10月24日(木)夕方

「カナレット」
川村美術館を13:50の無料バスで出発。JRを乗り継いで西新宿のSOMPO美術館に向かいました。先日山田五郎さんのYouTubeで解説をお聞きしたばっかりの「カナレット展」です。西洋美術館等にも所蔵されているカナレットですが、自分の見たヴェネツィアと重ね合わせてみるとなんとも感慨深いものです。200年以上前と変わらない風景(心象風景でもありますが)はやっぱり驚異ですよね。日本の「洛中洛外図」も「景観図」で、京土産的に多く描かれているというのは10年くらい前に知ったのですが、写真が生まれる前、「こんなと素敵なところに行ってきたのよ!」と親戚・友人に自慢するには、この「景観図」は必要だったし、旅行に行った本人にとっても眺めるたびに心躍ることだったのだと思います。「思い出」は大事ですよね、多少のバイアスがかかていても!
個人的にイタリア旅行をしたとき楽しんだ町ルッカの絵です。カナレットの甥が描いたらしい。
美術館の外

風景:DIC川村記念美術館

広大なお庭があります。池をはさんで美術館を望むことができます。季節の花々も素敵。前回はレストランで昼食を摂りましたが。今回は休憩室で持参のおにぎりを食べました。13:30過ぎにレストラン前に行ったら「28組 180分待ち」とのこと。近くにな~にもないから…気をつけましょう。
お庭には野草が咲いていてきれでした。

展覧会:DIC川村記念美術館 10月24日(木)午前・午後

川村記念美術館
ネットニュースで今年いっぱいで休館と報じられ、そのあと来年3月まで延長となっていますが、どうでしょう?前回訪れたのは2015年舞台「RED」上演時。ロスコルームに圧倒されました(その前2006年「パウル・クレー創造の物語」の時には、まだロスコ・ルームはできていなくて、壁に1枚だけかかっていました)2006年の時も感じたのは、とてもそれぞれの作品を大事にしているということ。ふさわしい空間演出がなされていたのですが、2008年に作られたロスコ・ルームはまさにその実現です。前回は友人と二人っりで鑑賞したせいもあり、古代の神殿に来たように感じたものでした。今回は常に10人くらい(それでも10人くらい!)の方々が入れ替わり立ち代わり入室なさるのですが、入られた方々は皆空間に押されるのか口を閉じてしまうようでした。この「空間」は是非残して欲しいものです。

舞台:「錦秋十月大歌舞伎 夜の部」 歌舞伎座 10月23日(水)16:30~

錦秋十月大歌舞伎夜の部
「婦系図」と「源氏物語‐六条御息所の巻」の2本立て。仁左衛門さんと玉三郎さんの「婦系図」はしっかり物語。一転「源氏」は詩の世界。舞台装置も揺らめくような光と揺れる布で、玉三郎さんの持つ「怪しさ」は、やっぱりこちらかな?染五郎さんを相手役に選んだ新作とのこと。「伝える怪しさ」を拝見できたのは嬉しいです。

風景:水簾 10月23日(水)昼食

水簾
姉たちと昼食。ミッドタウンの「水簾」でいただきました。食後のデザートもついて美味しかった!です。特に、白みそのお椀がポタージュスープのようで印象に残りました。また違うメニューをいただきたいものです。

展覧会:「英一蝶 風流才子、浮世を写す」サントリー美術館 10月23日(水)午前

「英一蝶」
先日、日曜美術館で紹介されたせいか、たくさんの入館者。結構渋い展覧会なので、そこにびっくり!今回、展示されている「絵」もとても面白かったのですが、一番感じたのは、「絵の保存について」。個人所蔵の掛け軸は…どうしても「しわ」が目立つのです。有名美術館所蔵のものは手入れも行き届いているのでそれが無い。また、メトロポリタン美術館の屏風は、修復が完璧。それはそれで…とも感じるのは、「古物」に味わいを感じる感性のせいでしょうか?それにしても、掛け軸を飾る日本間のある家(邸宅?)は、どんどん消えていますよね…。屏風に至っては、お寺や神社でないとご披露する場所が…。

2024年10月21日月曜日

風景:キンモクセイ

キンモクセイ
今年は猛暑で夏が長く、秋の訪れはゆっくり。ヒガンバナも2週間遅れでしたし、秋の風に乗って運ばれるキンモクセイの香も中々やって来ませんでした、先週末位からやっとです。

風景:八ヶ岳小さな絵本美術館

八ヶ岳小さな絵本美術館
20年ほど前、娘と一緒に訪れました、今回2回目になります。茅野駅から八ヶ岳に向かって広々した大地を抜けた林の中にあります。とても静か…木々の騒めきだけが響き、頭上からはドングリが降ってきます。絵本作家さとうわきこさんが作られたこの美術館、奇麗に維持されていて「ここではないどこか」につながっていくように思います。3月にさとうさんが急逝され、そして今月14日には中川李枝子さんも亡くなられました。2年前には松岡享子さん松居直さんも亡くなられ、戦後の子どもの本黄金期を作り支えた方々が次々とあちらの世界に旅立たれています。彼ら彼女らの遺してくれた「遺産」を大切にできるでしょうか。なんだか「一つの時代が終わった」という気持ちになっています。
素敵なところですが、公共交通機関では…行きにくい…。行きはタクシー。帰りは土日だけ運行されているバスを利用しました。雨上がりの晴れの天気だったので、八ヶ岳がとてもきれいに見えました、そして絶好の登山日和。帰りのバスはもちろん、茅野駅にも大勢の登山客が!私は登山はしませんが、きっと気持ちの良いことでしょう!!

展覧会:「片山健展 絵本原画と油彩画」八ヶ岳小さな絵本美術館 10月20日(日)昼

「片山健展」
片山健さんの絵本はとても好き。奥様の片山令子さんが文章を書かれ、健さんが絵を描かれた絵本や片山健さん自身が分も受け持たれた絵本はとても素敵。勿論他の方が文章を書かれた作品も素敵。油彩で描かれた『きつねにょうぼう』『ぼくからみると』『とくんとくん』、水彩で描かれた『もりのてがみ』『むぎばたけ』・・・どれも物語世界が広がります。そして今回展示された油彩画、これは1枚で一つの世界が画面の向こうから押し寄せてきます。かつて、チャンスがあったら1枚手に入れたい…と願っていました。油彩画を眺めているとその思いが蘇りチャンスを待っている私がいます。昔の作品ですが「水蜜桃」には心惹かれます。そして「風神と雷神」が踊る中滑り台を市べり降りる絵も素敵!

2024年10月17日木曜日

風景:ソーラーアーク

ソーラーアーク
岐阜羽島駅から東にあります。もう稼働していません。できた時には話題になりましたし、一度見学に行ってみたいものだと思っていました。技術の進歩、そして資本主義の思わぬ変革が、この施設を生み、管理者が変わり、今、使われなくなっています。これからどうなるのでしょう?

2024年10月14日月曜日

展覧会:「生誕130年 武井武雄展~幻想の世界へようこそ~」一宮市三岸節子記念美術館 10月13日(日)昼

武井武雄展
武井武雄の絵はとても好き。子ども時代に出合った『九月姫とうぐいす』が初めての出会いです。そして色々な絵と出合い、20年くらい前に訪れた「イルフ童画館」は、とても素敵な空間でした。今回は、イルフ童画館館長さんの講演も拝聴。ますますファンになりました。
刊本シリーズは、本当に素敵。本の宝石ですよね!撮影はできなかったのですが、「笛を吹く城」(No74)は、本当に豪華本です。できれば手に取って1ページ1ページ捲ってみたいものです。

2024年10月2日水曜日

舞台:「正三角関係」野田地図 skyシアターMBS 10月1日(水)19:00~

「正三角関係」2回目
東京で拝見してから1か月半が過ぎました。大阪で2回目の観劇でした。

風景:秋の味覚

秋の味覚
夕飯は、うどん。秋の味覚「きのこの天ぷら」とお肉を贅沢にトッピングしたぶっかけうどんをいただきました!

展覧会:「塩田千春 繋がる私(アイ)」大阪中之島美術館 10月1日(水)午後

塩田千春 繋がる私(アイ)
2019年、森美術館で観た「塩田千春展」は衝撃でした。会場に繰り広げられいるのは、一つの世界でした。今回、大阪でまた展覧会が開催されるというので足を運びました。会場前には、彼女の代名詞とでもいうべき「赤い糸」とドレス(赤)。でも、どこかスタイリッシュな感じが…。
中に入ると「白い糸」が水面の上に張り巡らされている…。静謐な世界、まるで禅寺のお庭のよう。
別の部屋に進むと回転するドレスとオブジェ、そして赤い糸に包まれた家のようなオブジェ。
そして天井から下がる赤い糸に結びつけられた無数のメッセージ。一つ一つを確認することはできませんが、「繋がる」ということで繋がっている白い紙と赤い糸。
新しい展開なのでしょうか、「身体」の内と外を結ぶ無数の糸と針金は、私たちの存在の確かさとともに不確かさを感じます。
撮影できなかったのですが、多和田葉子の新聞連載小説のために書かれた絵も。これからの活動を暗示しているように思いました。今回、買うなら…多和田葉子の小説の絵が欲しいですが…これかな?
これからも注目していく作家です。インスタレーションなので、会期が終わると「糸」はすべて外されます。「今、この時の作品」を深く感じました。それは、移ろう季節を感じる「にわ」に通ずるのかも?

風景:伊吹山

伊吹山
10月に入り、一日は良い天気!伊吹山がきれいに見えました!