2025年7月30日水曜日
舞台:夏休み文楽特別公演 第2部一谷嫩軍記 桂川連理柵 第3部伊勢音頭恋寝刃 小鍛冶 国立文楽劇場 7月27日(日)午後&夜
夏休み文楽特別公演
「一谷」は歌舞伎でも上演される有名作品ですが、文楽の切々たる語りと三味線の音色は格別でした。「桂川」は、関西の「ダメンズ」の話…ですよね。突っ込みどころ満載のお話ですが、関西の「伝統」でしょうね…。万博のインバウンドを意識した第3部ですが…英語の説明は…かなり微妙かも。「伊勢音頭」は3月に歌舞伎で拝見しましたが、文楽の方が面白いと思いました。「小鍛冶」は、松羽目ものらしく、とても軽快で面白かったです。「刀剣乱舞」を意識したらしいのですが…もっと振り切らなきゃいけないかもです。9月-10月には「曽根崎」を上演とのことですが、「国宝」のヒットをあやかるには「今でしょ!」ということで今月上演してほしかったですよね。それでも、小鴉丸と子狐丸の写真コーナーは賑わってましたから、もっと宣伝しなきゃ!!!です。
こちら「小鴉丸」と「子狐丸」
第3部の前の英語解説時の写真タイム!
作品案内
会場壁の上演作品絵
2025年7月24日木曜日
本:『BUTTER』柚木麻子(新潮社)
『BUTTER』柚木麻子(新潮社)
英国のダガー賞候補になった作品ということで読んでみました。作者の方はmどちらかというとライトノベル系の作品が多いという印象だったのですが…。これは2017年出版ということですが、結暗い内容でした。主人公が「マジマナ」に取り込まれる切っ掛けはバターをたっぷり使った料理なわけですが、出てくる料理がどれもあまり美味しそうに感じられなのです。どちらかというと、残飯をゴミに出すような感じなのです。多分意図されているのでしょうが、読むのは結構辛かったです。レシピとしてはかなり完成されていると思うのですが、作る喜びや食べる楽しさが全くないように思います。それがm登場人物たちの心の不毛を表現していrのでしょうか。社会にある「男基準」というか、「女のあり方」というか、それを扱っているのは判りますが、主人公をはじめとする主な登場人物たちの隠された「狂気」が怖くなる物語です。最後に至っても、その「狂気」が昇華されたのか…良くわかりませんでした。あと一歩突っ込んで欲しいという消化不良の気持ちになった…。
2025年7月7日月曜日
本:『能面検事』「能面検事の奮迅』『能面検事の死闘』中山七里(光文社)
『能面検事』シリーズ
ドラマ化されるとこのこと。早速読んでみました。中山七里さんの作品は、気持ちよく読めるので好き。ラストのどんでん返しも面白いのですが、登場人物に対する作者の暖かい目を感じるかでしょうか。この3冊も、時間を忘れて楽しく読めました。中山ワールドの他作品の登場人物も出てきます。これからも続くかな?ドラマが楽しみです!
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