2025年10月12日日曜日
本:『渚の蛍火』坂上泉(双葉社)
『渚の蛍火』坂上泉(双葉社)
WOWOWでドラマ化される原作本。現在上映中の『宝島』と同じ沖縄返還時代を舞台にした物語ですが、主人公は警官。実は『宝島』は読むのに挫折…したので、こちらはどうかしらと思ったのですが、こちらはミステリーとして読むことができました。そして『宝島』同様辛い物語でした。
2025年10月8日水曜日
舞台:文楽「曽根崎心中 爽秋特別公演Cプロ」 国立文楽劇場 10月7日(火)11:00~
曽根崎心中
映画「国宝」効果でしょうか。平日なのに結構な入り。これで文楽の面白さを知った方々が続いてきてくださるようになりますように!「天網島」は、ダメンズを中心としてた「良い人」「やむにやまれぬ人情」の物語ですが、この曽根崎は上演時間の短さも相まって主人公二人の追いつめられる悲しさ、悪人のどうしようもない悪徳が、しっかり印象付けられる作品です。判り易いといえば判り易い展開で、最後、二つの人形が折り重なる様子は、哀れを誘います。床下で足を押し当てる場面は、意外とあっさりと演じられるのですが、着物の裾裁きが美しく上品です。是非、多くの人に見て欲しい。
会場に飾られいる1人遣い人形「手代徳兵衛」「天満屋お初」
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