2010年5月30日日曜日
コンサートを二つ
「藝大学生オーケストラ」
28日夜、大学内の奏楽堂での演奏会。
プログラム
モーツァルト 交響曲38番「プラハ」
モーツァルト フルート協奏曲1番
リスト メフィスト・ワルツ
ドホナーニ 交響的小作品集
まず奏楽堂ですが、上野公園内にある旧奏樂堂とは異なり、
最新設備のコンサートホールです。
椅子も「美術学部の先生のお作?」と思しき、カッコイイ椅子。
この椅子に座るために入場したい・・・は大げさですが、
多分、国内のどこに行ってもこのような椅子は設置されていないと思います。
(私の知っている限りのホールでは・・・)
奏楽堂で行われるプロ、学生の演奏会は、知ってる人は知っている状態の演奏会。
学生オケといっても、上手。
特に管楽器は、さすが藝大に進学する人は違う・・・と思います。
今回のプログラムですが、前半のモーツァルトプロは、
モーツァルトの交響曲を聴くのは、ホント、久しぶり。
だって、今の流行は、もっとなが~い近代の交響曲なんですよね。
フルートコンチェルトもすっきり爽やか。
癒されました。
後半は、打って変わってめったに聞けない曲2曲。
これも良い曲でした。
リストは重厚でなかなか楽しい曲。
そして、個人的にはドホナーニがとても面白かったです。
楽器の特性が生かされいるというか、
弾く人もやりがい有って楽しいだろうなと思いました。
またチャンスがあったら聴きに行きたいです。
そして帰宅後、29日はこのコンサート。
オールブラームスプログラム。
大学祝典序曲
ヴァイオリン協奏曲
交響曲1番
満員の観客の目的は、勿論五嶋龍さん。
彼はテクニックは素晴らしい。文句無し。
だからこそ、「何か」を期待したいです。
さらさらと流れるように弾く以上の「何か」を感じさせて欲しい。
ブラームスは、テクニックだけでは難しいのかしら?
10年経ったらまた違う演奏に出会えることを期待して。
オケは、すばらしいの一言。
特に交響曲は、曲の持つ理想主義的な青臭い美しさを十分に届けてくれました。
コンマスのお兄さんは情熱的な演奏だし、楽器も良いんでしょうね、
とてもステキでした。
この一直線の情熱は美しい。
盛り上がる曲です。
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