2010年5月30日日曜日
遠征3「ミュージアム」
26日は三菱一号館にて「マネ展」27日は町田国際版画美術館にて「挿絵展」。
一見何の共通点も無いような二つの展覧会ですが、
ポーの「大鴉」に描いたマネのリトグラフがともに出展されています。
それも、大賑わいの有楽町より静かな町田の方が点数が多い。
じっくり観られますよ!
マネの油絵は「黒」が良い。
印象派の画家と思われていますが、色彩的に素晴らしいというわけではありません。
ラフスケッチが一番良い作品かも・・・と思いました。
ですから、リト作品の「大鴉」や「競馬」が好きです。
27日の町田の展覧会は、ヨーロッパの中世から20世紀までの本の挿絵を、
「挿絵本の世界 きれい、カワイイ、怖い 本と版画のステキな関係」と題して紹介。
貴重な写本から現代のアーティスト作品までが展示されています。
中でも「カワイイ」部門の20世紀初頭の作品群が、私は好き。
上流階級の女性向けのファッション雑誌の挿絵は、
色といい、その繊細さといい、「ファッション」=「文化」です。
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