「十一ぴきのネコ」 8列11番
この舞台、最初は「パス」のつもりでした。でも、12月に入ってから、チケットのお知らせが…来たんですよね。試しに入れてみたらなかり良い席がヒット。観劇となりました。原作の絵本はとっても好きな作品。図書館でもよく使います。それを井上ひさしはどんな風に描いたのか?
結果から言えば、とても楽しい作品になっていて観劇して正解。男ばっかり12人ですが、歌も楽しく-前日の「ロッキー~」に比べるとなんて歌詞が良く判ることか!-、皆さん、無理がないところが良かったです。また、台詞の「言葉遊び」が面白く日本語の表現の多様性を感じました。主人公のニャン太郎役の北村有起哉さんは出ずっぱりなんですが、そこはかとないユーモアが感じられ、素敵でした-「オレステス」のピラディスより、こういう役の方が似合っている-。
時事ネタは確かに古いとも思えますが、昨日の「ロッキー~」がいかにも70年代を感じさせたのに比べると、この「ネコ」の方が今に繋がる日常生活の普遍性を感じました。ただ、エピローグのメッセージは、いかにも井上作品。十一の歌は良いと思うんですけどね。
土曜日の昼公演というせいか、子ども達もたくさん来ていました。開演前の会場をうろつく野良猫たちが、子ども達と会話する姿も楽しい-「CATS」のネコたちはしゃべらないけど、この野良たちは、いかにもその辺のオヤジと言う風に話すのが面白い-。
ところで、昨日の「ロッキー~」では「ポップコーン」-素敵な箱入り-、そして「ネコ」では「にくきゅうマシュマロ」と、食べ物がお土産グッズになっておりました。これって結構嬉しいというか、このマシュマロはかなりお高いのですが、思わず買ってしまいましたよ。
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